今日は半年ぶりの術後の乳癌定期検査。

私の癌(ステージ0 非浸潤性乳管癌)の場合は半年フォローで、今回は触診とエコー検査のみ。特に問題無しで次回は半年後、マンモ検査と血液検査があるので、予約時間より1時間早く行く必要があるので忘れないようにしなきゃ。


診察はあっさり終わるかと思いきや、第二子についてと今後の追加治療の話に。

私の場合は、妊娠を望んでいたこと、極初期の比較的穏やかな癌だったこともあり治療は手術のみでした。


術後、通院の度に5年服用のホルモン飲み薬の話は聞いてました。服用中は断乳、そして奇形率が上がるので避妊マストと。術後2年以内に服用すると効果が高いというデータも出ているとも。その時は第二子を望んでいたので服用はしないと判断しました。


第二子の不妊治療は、凍結していた卵を戻すだけと決めて陰性だったので、我が家はひとりっ子に決めましたと主治医に伝えました。


ここまでは前回までの話、今回も第二子の確認がありました。積極的に不妊治療はしないとしても、あわよくば2人目と考えてるのであれば、このままホルモン薬を飲まない判断で良いと思うと。


まさに今、米国テキサス州で乳癌国際学会が行われているようで、そこで癌の手前の前癌病変にもホルモン薬が効果があるというデータが出たと。

私の今の癌が再発する可能性はかなり低いけど、若くして癌になっている以上、また癌になる可能性もある。もう第一子だけと決めたのであれば、乳癌を患った3年前とは状況が変わって、長生きしたいと思うかもしれないし、またあんな状況になんてなりたくないとと思うなら、ホルモン薬を飲む選択肢もあることを主治医としてはアナウンスしなきゃです。

今はポリープや前癌病変が癌化する可能性が高まっているというデータも出てきている。そういう人たちにも服用するかはまた別の話だけど、私の場合は、既に癌になっている以上、服用した方がよいという動きになってくるはず。

術後3年経過してるが効果はあるのか?という点は、この薬は30年も前からあって、それ以前に乳癌になった方が今服用しても効果があるというデータも出てる。とても万能薬だと認められている。副作用もほとんどない。ただ子宮内膜が厚くなりやすいので、生理が重くなったり、内膜が厚くなることで子宮体癌のリスクが出てくる。確率としては0.005%と極低い確率で、乳癌になる事と天秤にかけるならホルモン薬を飲むのをすすめる、そして常識的な範囲で婦人科検診を受けもらえば良い。

また飲み始めたらもう後戻り出来ない訳ではなく、2.3ヶ月薬を止めればまた妊活は可能。

今日から薬を飲んでとかそういう話じゃないけど、その選択肢もあることを知ってもらって、ご家族で話し合ってくださいね。次は半年後だけど、薬の事でもう少し詳しく聞きたいとかあれば早めに来てもらって大丈夫です。


いつも聞きたいことを先に話してくれるので、とても信頼できる主治医に会えて本当に良かった。

通院の度に思います。