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白菜の栽培法については、
西田栄喜氏のお話しだそうです。

虫食いは、安全ではなくて、
単に肥料過多だった。
一部転載させていただきます。


「 

野菜を育てるのにもっとも必要とされているのがチッソ・リン酸・カリ(理科で習いましたよね)です。ーーー

中でもチッソは野菜を大きくするのに

不可欠とされていますが、

なぜ肥料をあげればあげるほど

虫が寄ってくるのか……?

 

成長に必要な分以上にチッソ過多になると、

害虫の好む「アミノ酸」や「アミノ酸アミド」が野菜の体内で発生して害虫が寄ってくる。


つまり、虫食いは「安全の印」ではなく

「肥料過多の印」だったのです。

    ーーー西田栄喜氏ーーー


また、アミノ酸が作られる過程で細胞壁を作るのに必要な糖類が使われ、細胞壁が薄くなりそこから病気も呼び込んでしまいます。

 

日本では、農薬に関しては「農薬取締法」に基づき、使用制限などが規制されています。ところが肥料の使用に関しては何の規制もありません。

そのため、野菜を大きくしよう、収穫量を上げようと、ついつい肥料過多になってしまうのです。

その結果として病害虫を呼び込み、対症療法として多量の農薬を使うという悪循環が起こっています。

さらに、余ったチッソ分は土壌の汚染にもつながります。

「肥料を抑えた野菜は虫食いが少なく、

農薬の必要性も少ない」

 

EUでは飲料水を地下水に依存している国が多く、河川も複数の国が共有しています。

 

そこで1991年に地表水および地下水が

汚染・富栄養化されるのを削減・防止する

ことを目的とした

「農業起源の硝酸による汚染からの水系の保護に関する閣僚理事会指令」が制定されました。

 

日本でも、法律で取り締るとまではいかなくても、まずは「多肥料の害」への認識が

広まればと思います。

 

化学肥料であっても有機肥料であっても、チッソ過多になることは人間でいうと「メタボ」状態。

 

また残留チッソ(硝酸態チッソ)の比率が

高い野菜はブルーベイビー症候群(硝酸態チッソが赤血球の働きを阻害し、酸素が欠乏)を引き起こすなど、人体にもよくないとされています。

 

ちなみに肥料を抑えて虫を寄せつけない

野菜はずっしりしていて、

細胞ひとつひとつがギュっと締まった感じで

エグミがないのが特徴。

農薬の必要性も少なくなります。

 

こういった野菜がどんどん広がって

くれればと思います。

(西田栄喜氏より)

 

    」