「『この薬、飲み続けてはいけません』の重版をいただきました。
私は、腎臓内科医として薬についてずっと学んできました。それは、今までは腎臓に対する問題についてでした。
そして栄養学を学ぶようになった時に
これほど人の身体全体の代謝へ影響を与え、
必要な生成物を作れない、
処理できないということに驚きと
衝撃をうけました。
さらに、人だけでなく、
私たちと共存している常在菌、
特に薬を飲む場合は
腸内細菌叢への影響が大きく、
この腸内細菌叢のバランスをくずし、
多様性を減少させることでおこる
多くの障害(栄養吸収、栄養生成、代謝物の処理、有害物質からの保護、病原菌の侵入を防ぐなど)が起こるということを学んだのです。

そのため、安易に薬を飲むべきでないこと、
また飲み続けることの問題点を
体感したことからずっと皆さんに
知っていただきたかったことを
書かせていただいた本です。
おかげさまで多くの方、
また医療従事者のかたからも
ご理解いただいたありがたい本です。
これからも皆さんに『知る』ことの
大事さをお伝えできればと思います。
ありがとうございました。」