「通信使一行の中には、

屋内の壁に鼻水や唾を吐いたり

小便を階段でする

酒を飲みすぎたり

門や柱を掘り出す

席や屏風を割る、

馬を走らせて死に至らしめる

供された食事に難癖をつける

夜具や食器を盗む

日本人下女を孕ませる、

魚なら大きいものを、野菜ならば季節外れのものを要求したり

予定外の行動を希望して、拒絶した随行の対馬藩の者に唾を吐きかけたり

といった乱暴狼藉を

働くものもあった。

警護に当たる対馬藩士が

侮辱を受けることはしばしば」