沈黙。 | basic+impact

 

デザインノートに毎号連載されている

佐藤可士和さんのご対談企画。

いつもその業界のトップの方たちにお会いし、

お話を伺える貴重な機会をいただいている。

今号は元フィナンシャルタイムズにいらした

中元三千代さんとのご対談。

テーマは日本人のコミュニケーション能力について。

 

日本人は、海外の方からコミュニケーションが

とれない特殊な存在だと思われているという。

パーティや国際的会議のシーンで、

プライベートの話しをしない。

壁の花になって、話題に参加しようとしないのが

世界から不気味に思われているというのだ。

 

この企業と取引がしたい。投資したいと思っても、

コミュニケーションがとれないから日本企業は

発展しないというもの。

なぜ日本人がそうなのかというと、

自分のプライドがあるのだという。

自分をさらけ出してこそ、

相手と腹をわってビジネスの話しもできると

海外の方は考えているからだ。

 

私も会話が続かなくて、沈黙が続くととても恐怖を感じる。

何か言わなくちゃと焦ると、

あまりいい結果にならず、かえってしらけたり。

小さな食事会やパーティも練習と捉えて、怖がらずに

積極的に参加することが大切なのだと教えてくださった。

 

私のまわりにはコミュニケーションの達人がいっぱいいて、

心から尊敬している。

でも、私は本来コミュニケーションが

とても苦手でストレスになることが多い。

それでも人と会う仕事を続けているのは

克服せねばならない課題だからだと思っている。

気負わずに、自然にだれとでも接することができるのが

人生においての目標なのだが、道はまだまだ遠いのであった。