今年を振り返ると、百年に一度といわれる今回の国際的な金融危機はものすごいことが起こったなと!?と改めて実感いたします。
今まで稼いできたといわれる投資銀行やヘッジファンドといった運用のプロを揃えたところも軒並み莫大な損失により影響を受けている。
利回りを上げようと思えば、リスクも大きくなる。これは投資理論の教えるベーシックな部分ですが、期待利回りを下げずにリスクを下げるには、投資対象を分散させて長期で運用する。ベーシックな投資の原則です。
投資銀行やヘッジファンドのような失敗は、目先の利益を追い求めすぎて、いわゆる自己資本の何倍のレバレッジをかけて投機的な商品で運用し不測の事態に備えてなかったと言わざろ得ない。
私自身は長期投資もやり短期投資もやり、それぞれのストラテジーも違うことで一方のリスクが増大するのを防いでいる。投資家として一番何が大事かといわれれば、ひとつだけ選ぶの難しいが、最も大事なもののひとつにリスク管理が上げられる。
もちろん最新の金融工学なるもので、リスク計算はしていたのだろうが、それはある前提があってのものであったろう。相場においては何が起こっても不思議ではないことを認識しておかなければならない。資本主義自由主義の経済システムの根本が変わらなければ大なり小なり繰り返されることである。
ここで冷静に分析してみたい、今回の大激震によりヘッジファンドなどの運用のプロは撃沈したが、われわれ個人投資家はどうだろう、こと長期運用に関して言えば、現在の損はいわゆる含み損である。ヘッジファンドのように決算期毎に成果を求められるわけでは」なく、解約に備える必要もない。個人投資家であればここを平然と耐え抜くこともできるのである。一番のいい例は米国の著名投資家ウォーレンバフェット氏であろう。(おそらく彼は平然と買いに進んでいるはずである)
投資の原則に立ち返ると長期運用の効果がある、経済には好景気と不景気があるように、相場も上がると時があれば下がる時もある、その繰り返しなのです。データが長期になれば相場の上げ下げこそあれ長期のトレンドには一定の規則性がある。長期投資の有効性これが過去のデータから証明されています。
私は決して今、株式投資などで株を買いなさい。とお奨めしてるわけではありません。ありませんが個人投資家の方が今回の危機を受けてヘッジファンドと同じような動きをする必要もないな。とも思います。
何故なら、そもそもの投資の目的もその期間も期待利回りも違うところからスタートしてるからです。
もう一度、投資をはじめたもしくはポジションを持ったときの原点に立ち返りましょう。
おっとすみません。もともと、目的も投資期間も決めてなかったからわからない。という方は一旦リセットして
また一からはじめるというのもありかも知れません。
ただ、いえる事はこのような不景気にときに怖いから銀行預金に逃げるという人は、投資とか運用とかはそもそも合わないので、それはそれでいいので安全に資産を運用してください。(おそらくあまり増えないとは思いますが)