6月も半ばを過ぎました。早いもので2017年もそろそろ折り返しとなります。お勤めの方の半年に一度のお楽しみ、そう、ボーナスの時期も近づいてきました。夏休みのご旅行や、バーゲンなど、使い道のご予定を今から御計画の方も多いでしょう。中には、とっくにボーナス払いで支払い先が決まっている、という方もいるかも…。

 

住宅ローンのご返済でも、ボーナス払いを併用するかしないかで、月々の負担はずいぶん異なります。今度のボーナスの支給時に合わせて、新居の取得を真剣に考えてみるのも良いかもしれませんね。そこで今回は、ボーナス併用払いのメリット・デメリットをご紹介しましょう。

 

◆ボーナス併用払いと月々均等払いの差の比較

 

上記の表は、3000万円の住宅ローンを組んだ時の返済例試算です。30年元利均等返済固定金利で、月額均等払いと、30%ボーナス返済併用払い、それとボーナス併用払いの月額返済額だけで返済をした場合の3例を比較してみました。

 

◆ボーナス併用払のメリット

(1)月額返済額が少ない

上記の例では、ボーナス併用なしと有りでは、96.491円と67,544円で、28,947円も毎月の負担が小さくなります。月々のお給料は決まっていますから随分家計は楽になりますよね。

 

(2)月々の返済額が同じだと、返済期間が短い

上記の例で、ボーナス併用払いの67,544円の月額返済だけで、ローンを返済しようとすると、ボーナス併用払いでは30年間の返済期間が、46年3ヵ月もかかる計算になり、金利負担も2,725,687円も増加する計算になります。実際は46年間もの長期の住宅ローンは通常認められません。月々の負担額の上限がある場合は、ボーナス併用支払いの方が返済期間を短くできます。

 

 

◆ボーナス併用払いのデメリット

月々の返済額はできるだけ小さくしたいのは、みな同じ思いです。ついついボーナス返済額を大きくしてしまいそうですが、以下のようなデメリットもあるのをお忘れなく。

 

(1)   不況時にはボーナスの額が減ってしまうことがある

(2)   転職・退職時にボーナスが無くなる可能性も

(3)   ボーナス月の負担は意外に大きい

 

ボーナスは企業の業績に連動して支給額が変動することが多いものです。返済計画の前提である支給額が変動することは、前もって計画に折り込んでおくべきでしょう。

 

これからの時代、ひとつの会社にずっと勤め続けるというキャリアスタイルは変わりつつあるともいえます。キャリアアップして年収がアップしても、ボーナスという概念のない世界へ変わっていく可能性もあります。

 

特に、ボーナス月の返済額は、通常の返済額に、ボーナス月の返済額がプラスされます。計画時には、このくらいの返済は大丈夫だと思っても、ボーナス時は気が大きくなって、他の支払いも重なるものです。前述の表の例でも、ボーナス月には24万円以上も返済しなければなりません。まさしく、ご利用は計画的に、です。

 

<新居の購入をご計画の際は?>

ボーナスの支給を契機に新居のご購入をご検討の皆様、そうしたご検討の際には、是非【ベーシック不動産】にご相談ください。

親身になって、お客様の大切な財産をどのようにご活用するかを、お客様の気持ちに寄り添って解決するお手伝いをさせて頂ければ、幸いです。

 

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    担当:株式会社 ベーシック不動産 代表取締役 佐々木 基行