日航ジャンボ、41年の歴史に幕
ラストフライト便が成田到着
「ジャンボ」の愛称で親しまれた日本航空のボーイング747の定期運航便
ラストフライトの2機が、1日午後、成田空港に到着した。
日航のジャンボは1970年に就航し、世界で最も多い112機を導入したが、
同日で経営再建のためのリストラですべて退役し、高度経済成長などを
支えた41年の歴史に幕を閉じた。
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成田に到着したのは、国内線の那覇発の3098便、国際線のホノルル発
75便。
日航のジャンボ機は、ピーク時の94年から2001年には約80機が
運航していた。
しかし、原油高騰で燃費の悪さなどが日航の業績を圧迫する要因にもなった。
昨年2月に会社更生法の適用を申請し、再建に向けたリストラの一環として
全機の退役を決めた。
日航によると、2日以降は臨時便などで使用する予定もなく、塗装を
塗り替えた上で、海外の航空会社などにすべて売却されるという。
