絶対忘れないパスワードの作り方&
管理術とは?
PCやスマートフォンなどでいろんなWebサービスを利用していると、
困ったことに、アクセスするためのIDやパスワードもどんどん増えてくる。
ざっと周辺を調査してみると、パスワードの数は少ない人で4~5個、
多い人で20~30個、なかには100個以上なんて例もあった。
そうなると大変なのがパスワードの設定と管理。
覚えやすいからといって同じパスワードを使い回すのも心配だし、何か
いい方法ってないのか。
「パスワードを作るときに、自分なりの一定のルールを設定すればいいん
ですよ」。こう教えてくれたのは、ITジャーナリストの青山祐輔氏。
「まず基本となるパスワードを作り、その基本形に、利用するWebサービス
ごとに少しずつ変化を加えていくという方法です。このやり方なら簡単には
忘れないし、しかも、セキュリティ的にも『頑丈』です」
たとえば、基本形を「suzuki789」にしたとする。
そこに各サービスの最初の3文字、Yahoo!なら「yah」を加えて「yah.suzuki789」、Twitterだったら「twi」をとって「twi.suzuki789」にする。
たしかに、こういうやり方なら覚えやすいし、バレにくい。パスワードでいちいち
悩まなくて済むというわけだ。
「『1password』などのアプリを使う方法もあります。基本のパスワードを1個
入れれば、そのサービスに合わせたパスワードを自動的に入力してくれる
管理ツールです。僕自身は、PC内の専用フォルダでIDとパスワードを一元
管理しています。PCには指紋認証もついているので、そこをクリアしないと
開くこともできません」(同)
ちなみに、将来的にはパスワードがいらなくなるという説もある。
キーボードのタイピングには人それぞれ癖のようなものがあり、筆跡鑑定
同様に、それを読み取って個人認証する研究が実用化に近いあたりまで
進んでいるというのだ。
もっとも、パスワードは面倒だけど、そうやって個人を特定されてしまうのも
微妙な話だが。
