こんにちはRamuoです


1日空いてしまいましたがブラジル🇧🇷vsベルギー🇧🇪の解説をしていきたいと思います。



それではベルギー1点目のシーンから


CK蹴る前のそれぞれのポジショニングはこんな感じです。

ブラジルはゾーンで守ってます。


ゾーンであっても1人で2人の相手はできないのですでに自分の担当エリアにいる選手や入ってくる可能性の高い選手を意識している状態です。

それぞれの意識しているであろう選手を丸で囲みます。


皆様お気付きの通り赤いユニホームで1人余っている選手がコンパニです。

このまま彼はフリーのままニアサイドに走り込んで行きます。


次の場面。

黒い丸は先程意識していた選手と変わっておりません。

基本的に構図は変わりませんがネイマールが綺麗に剥がされました笑

コンパニがニアに走りこんでおりブラジルもニアに3人を置いているのですが後ろからのコンパニを完全に視界に置くことは不可能です。


最終的にこのように完全に前を取られ、ブラジルの選手は重なってしまいました。

コンパニはミートできなかったのですが結果目隠しとなり流れたボールがフェルナンジーニョのオウンゴールを誘いました。



続いて2点目のシーン




CKのクリアからルカクがボールを収めてドリブルで持ち上がっています。

ここが1つのターニングポイントでした。

ブラジルの守備者はこの時点でドリブルを止めに行くか横のフリーの選手へのパスを止めに行くかの選択を迫られます。

ブラジルから見て左サイドに広大なスペースがある為そちらをあまり使われたく無いと判断した守備者はパスを止めることを優先したのでしょう。

しかしルカクはそのままドリブルを仕掛け見事に突破。





サイドに追いやってボールを確保しようとしたブラジルを嘲笑うかのようき悠々と逆サイドへボールを送り込みます。


カウンターの獣は相手の嫌がることを熟知していることが読み取れるプレーでしたね。



最後もボールホルダーともう1人をケアしなければいけない状況を作り出しシュートコースが空いた瞬間スーパミドルをぶち込みます。素敵。

常に守備者に対して選択を迫るどエライ攻撃でした。




ブラジルの反撃の1点についても書こうと思ったのですがあれに関してはコウチーニョ個人のパスの精度が高すぎる点もあるので割愛させていただきます。
申し訳ございません。



最後に気になったのはベルギーのカウンター時にルカクともう1人のFWが頑なに中に入って来ずにサイドに開いたまま味方の押し上げを待っていたプレーです。

FWが中に入らないことでSBは内側に絞ることができなくなります。

CBはリスクを冒してボールホルダーを潰しに飛び出すことを躊躇してしまいバイタルエリアへの侵入を簡単に許してしまったしーが何度かありました。


非常によく考えられたプレーです。
CFであればチャンスとあらば点を取るためによりゴールに近いエリアでプレーしたがるものですがルカクのサッカーIQは恐ろしい。

自分の得点数もさることながらチームの得点数を増やせるFWだと感じました。

モウリーニョが重用する理由がわかります。

彼1人でカウンターのバリエーションが数え切れないほど増えるのですから。




それでは。