「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ -211ページ目

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。





https://www.youtube.com/watch?v=NYzB6rXZOpU


長雨のこの季節、

いかにもふさわしい

「黴(かび)」という声楽曲があります。

歌曲としては6分もかかる長い曲です。

 橋本國彦 作曲

 深尾須磨子 詩


youtubeに友人がアップしてくださいました♪ 

  

「黴(かび)」、橋本の音楽としてのとても鮮烈な作品。

とても戦前・1930年頃の曲とは思えません。


歌うと思えば語り、

あるいは唸りとなって、

そして叫ぶ。


梅雨時の陰鬱な気分が、

怒りにかわり、

その孤独な感がひしひしと迫ってくる。

骸骨のうごめくそんな幻影みえる。

詩の不気味さ、

音楽も詩とあいまって烈しくなる。

「窓かけも 机も 本箱も

憂鬱の 悲哀の 寂しさの 

黴だらけになってしまった」

と静謐に曲は閉じてゆきます。


好きな曲です。

メゾソプラノ:山本 掌



































 

 

 

 

 

 

 

 

 

言葉もて梅雨ひえびえと繭ごもる               掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

青梅雨や胡椒こぼれしまひるま              掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆梅雨(つゆ・ばいう)・五月雨・青梅雨・空梅雨


 梅雨晴・梅雨寒・梅雨冷・梅雨曇・梅雨空



六月ごろ降り続く長雨をいう。


五月雨は、陰暦五月の長雨、梅雨のこと。


青葉の季節なので青梅雨ともいう。

 


そのころ、ほとんど雨が降らなければ、空梅雨である。

梅雨晴は、梅雨の間の晴れ間のこと、


あるいは梅雨明けの後の青天をいう。



夏の季語。