草間彌生『水玉の履歴書』集英社新書 2013
前衛芸術の担い手とし、
世界中の美術館で大規模な個展が開催される草間彌生。
1929年生まれ(!?)、
いまなお絵画を描き続けるこの強靭な草間彌生の
発言した言葉
「私は人の影響をうけたことがありません」
「私はこの水玉ひとつで立ち向かってやる」などなど、
ページから溢れてくる。
「自らの戦いの軌跡と哲学」を語った書。
◆草間 彌生(くさま やよい)
一九二九年長野県生まれ。前衛芸術家、小説家。
五七年渡米。画面全体に網目を描いたモノクローム絵画や
ソフト・スカルプチュアで高い評価を得る。
六〇年代後半には多数のハプニングを行う。
七三年帰国。美術作品の制作を続けながら、小説、詩集も発表。
二〇一一年から一二年には大規模な回顧展がテート・モダン、
ホイットニー美術館などで開かれた。
国内では、最新作を出品した「永遠の永遠の永遠」展が
静岡、大分、高知などを巡回。