「ピアニストは時空を超える ― 角野隼斗 in Tokyo ―」 ETV | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

   ピアニストは時空を超える ― 角野隼斗 in Tokyo ―

 
ピアニスト・角野隼斗
 
2025年2月2日のサントリーホールでの
 
リサイタル全曲、
 
舞台裏やインタビューをはさみ構成された番組。
 
 

《宇宙の深遠》に関心をよせ、

 

自身の音楽感、

 

新たな音への探求・創造はこだわりぬいている。

 

 

それは<プログラム>の選曲や

 

曲ごとに変わる照明、

 

アップライトピアノは蓋をあけ、

 

弦とハンマーに包帯をかませ、音をソフトにし、

 

さらに磁石を取りつけ金属的な音を響かせたり、

 

マイクの位置まで考えぬかれている。

 
 

ステージにはグランドピアノ、

 

アップライトピアノ、

 

アナログシンセサイザー・Prophet-10がコの字に並ぶ。

 

 

【曲目】

 

バッハ/半音階的幻想曲とフーガ

 

坂本龍一/solari

 

ハンス・ジマー/DayOne

 

ドビュッシー/月の光

 

メシアン/高いところのまなざし

 

角野隼斗/Human Universe

 

スクリャービン/ピアノ・ソナタ第5番

 

ラヴェル/亡き王女のためのパヴァーヌ

 

ストラヴィンスキー(アゴスティ編)/火の鳥

 

ラヴェル/ボレロほか

 

 

 

        http://nhk.jp/p/ongakukan/ts/69WR9WJKM4/episode/te/X61K5833JY/…

 

 

 

■ 「Human Universe」

 

 

 

 

 

角野は「Human Universe」で

 

「人間の中にある宇宙」の表現をめざし、

 

新しいアルバムで追及し、

 

3曲ごとのセットを演奏、その曲間には即興を弾いて。

 

曲ごとに楽器もかわる。

 

 

プリペイドされたアップライトピアノでの

 

なんともひめやかな「月の光」ドビュシーや

 

「亡き女王のためのパバーヌ」ラヴェルのささやきが

 

えもいえず麗しい。

 

「火の鳥」ストラビンスキーはもうもう圧巻!

 

 

 

◆角野隼人

 

ショパンコンクールなどをはじめ

数々のピアノコンクールで優秀な成績をのこし、

東京大学理科一類に進学して研究者となる。

Cateen名でYouTuberとして活動。

ドキュメンタリーフィルム「不確かな軌跡」も劇場公開されている。