真夏の湖に、ドイツの冬の森⁉ オペラ「魔弾の射手」ブレゲンツ音楽祭2024 @プレミアムシアター | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

ウエバー作曲  オペラ「魔弾の射手」

 

ブレゲンツ音楽祭2024

 

 

 

 

 

ブレゲンツ音楽祭は真夏のボーデン湖で開催される。

 

今回のブレゲンツ版「魔弾の射手」は、オペラを大幅に改え、

 

全三幕を寸劇を入れ、セリフを変え、

 

音楽もリピートなどのカットで、

 

全体で約2時間の一幕形式に。


悪魔ザミエル(この方は役者)が狂言回しの形で登場し、物語をすすめる。

 

 

 

演出のシュテルツルは、

 

この巨大な湖上の野外フェスティバルにふさわしい、

 

観客が喜ぶようなスペクタクル、

 

エンターティメントのショーとして創っている。

 

 

湖上のステージに湖があって、登場人物は皆、

 

水の中にバシャバシャと入り、歌い演じて!?


その水中から、精霊だの、ゾンビだの、炎を吹く竜も現れる!

 

 

<音>は、野外ステージのため、拡声マイクが使われ、

 

スピーカーを通しているので、

 

オペラというよりミュージカルのよう。

 

 

<声>、

 

そのなかでアガーテのニコラ・ヒレブラントは

 

清楚な美貌のソプラノ、

 

カスパールのクリストフ・フィシェッサーの

 

深いバスが印象的。

 

 

 

 

アガーテ:ニコラ・ヒレブラント(ソプラノ)


マックス(営林署の書記官):マウロ・ペーター(テノール)


ザミエル(悪魔):モーリッツ・フォン・トロイエンフェルス


エンヒェン(アガーテ従妹):カタリーナ・ルックガーバー


カスパール(マックス同僚):クリストフ・フィシェッサー


キリアン(牛飼い):マクシミリアン・クルメン

クーノー(アガーテ父):フランツ・ハヴラタ
オットカール(領主):リヴィウ・ホーレンダー
隠者:アンドレアス・ヴォルフ

 

合唱:ブレゲンツ音楽祭合唱団、プラハ・フィルハーモニー合唱団


管弦楽:ウィーン交響楽団


指揮:エンリケ・マッツォーラ 


収録:2024年7月12・17・19日 

ボーデン湖上ステージ(オーストリア・ブレゲンツ)