巨匠リッカルド・ムーティ指揮による
ヴェルディ作曲 オペラ「アイーダ」。
東京・春・音楽祭2024「アイーダ」、
ハイライトをクラシック音楽館で観ました。
演奏会形式でオーケストラはステージの上、
その前にソリストが並びます。
ヴェルディの音楽がいっそう明確に響いて。
もうもう、ムーティ―の指揮、
前奏曲の最初からなんと緻密で、
緊迫感にあふれていることか。
帝王ムーティのヴェルディ―へのリスペクトが
ほとばしって、それが終曲まで揺るぎない。
春祭のオーケストラの響き!
歌手ではなんといっても
アムネリスのユリア・マトーチュキナ!
この「アイーダ」では仇役のエジプト王女・アムネリスがドラマの鍵。
第4幕のラダメスとの対決の場、
裁判の場でのその怒り、その絶望が
あますことなく歌われ、
このコンサートでの一番の聴きどころでした。
東京・春・音楽祭 ムーティ指揮「アイーダ」
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」(演奏会形式上演、日本語字幕付き)
指揮:リッカルド・ムーティ
アイーダ:マリア・ホセ・シーリ
ラダメス:ルチアーノ・ガンチ
アモナズロ:セルバン・ヴァシレ
アムネリス:ユリア・マトーチュキナ
ランフィス:ヴィットリオ・デ・カンポ
エジプト国王:片山 将司
伝令:石井 基幾
巫女:中畑 有美子
合唱:東京オペラシンガーズ
合唱指揮:仲田 淳也
管弦楽:東京春祭オーケストラ
コンサートマスター:郷古 廉
4月17日(水)14:00 東京文化会館大ホール