「高崎兜太句会」2016年9月です。
兜太先生、はやばやと到着。
このところJR新幹線の時刻表がかわって、
次だと遅れてしまう、とか。
来月から15分早めに始めることとなった。
句会の前にお話し。
前日、中村草田男「萬緑(ばんりょく)」の解散に
立ち会ってこられたとのこと。
兼題は「水田(みずた)」。
6月にこの句稿を提出しているので、
いまの季節とはそぐわない(笑)。
三句&問題句を一句選えらぶ。
今回はわれて、まずは5点の
月を抱く水田一枚ずつの物語
私も選びました。
ちょっとあまいかとも思うが・・・
兜太評:素朴な句。
「月を抱(だ)く」ではなく「月抱(いだ)く」とすると
平凡の非凡となる。
問題句のみで6点となったのはこの句。
没頭すわたし秘かに棚田です
この句も選んだ。
兜太評:「没頭するわたし」と読む。
なにかに没頭して不安、孤独な状態、
「棚田」におちいった状態、自分は棚田的存在。
平坦な田でなく、立体的な「棚田」であるのがよい。
兜太先生、今月の句の評価、点数で示された。
私、どうも「水田」「青田」などは苦手で、
今月は<無事通過>で終って(苦笑)。