あの塚本邦雄創刊、「玲瓏」110 装幀家・柳川貴代さんからご恵与♪ | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

歌人・塚本邦雄創刊「玲瓏」110を(2023年10月)

 

装幀家・柳川貴代さんからご恵与いただきました♪

 

充実の誌面で、

 

「塚本邦雄作品研究座談会

 

『黄金律』PARTⅠを興味深く拝読。

 

 

秋扇の裏よりはらり散り来るイエスの皮膚のごとき銀箔     邦雄

 

 

この一首、

 

結句の「銀箔」の無惨の美しさ、

 

腐臭ののちの凄艶に惹かれる、と評されて。

 

この「はらり」、

 

「ごとき」の直喩のありようなどへの言及も。

 

 

 

雨夜白座(柳川貴代)「玻璃」十首

 

ろなるもの驢馬と路地ゆくほろほろと甘美な輪舞そぞろくろかも

             (ロンド)

 

やみあがる玻璃のかけらは鎮めたし匣は綺羅張りお納戸色の

      (はこ)

 

惹かれています。

 

 

小説家・塚本青史による発行。