高崎兜太句会
2013年、もう10年前になるのですね・・・
◆その折の句会を、どうぞ。
高崎兜太句会、メンバー25名。
2ヶ月前に句を提出しているので、
どうしても季節からずれてしまって。
今回の兼題は「石・岩」。
これを2句、自由題を1句を出してあります。
選句は3句+問題句1句。
兜太師、今日は時間に登場
(ゆっくり登場のことがままあり 笑)。
さっそく句会へ。
披講、句の点数の集計から、
句の合評へ。
あたたかや石と話しをすることも
この句、どうでしょう?
わたしはとった(選句すること)のですが、
ここで兜太先生、
「山本はこの句をとったのか?
どうしたんだ、おかしいんじゃないか(!?)」と詰問される。
普段の選句の傾向とあまりに違うので、
このような発言に。
ちなみに今回の句稿で、もっとも好きだった句。
弦月をなぞりて蝶はかたむけり 根岸暁子
わたしだけがとり、3人が問題句に。
兜太師も秀作に。
兜太評「昼と夜の別が付いたほうがいい。
<昼月>、<昼の月>にするとさらに幻想的になる」と。
初蝶を過ぎ行くまでは石でいる 掌
めずらしく、9点も入り、今回の最高点句に。
兜太評「息を潜めてみている、
初蝶の<いのち>と石でいる作者の気持ち
とも読めるが、ふつうの句。
技が効きすぎている。作者自身のことか中途半端」
とのことで、佳作。
びしびしと小気味よく全句を講評。
兜太節を堪能♪