昨日の兜太 高崎兜太句会2013年5月 兼題は「石・岩」 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

高崎兜太句会

 

2013年、もう10年前になるのですね・・・

 

 

◆その折の句会を、どうぞ。

 

 

高崎兜太句会、メンバー25名。

2ヶ月前に句を提出しているので、

どうしても季節からずれてしまって。

今回の兼題は「石・岩」。

これを2句、自由題を1句を出してあります。

選句は3句+問題句1句。


兜太師、今日は時間に登場

 

(ゆっくり登場のことがままあり 笑)。

さっそく句会へ。

披講、句の点数の集計から、

句の合評へ。


  あたたかや石と話しをすることも

この句、どうでしょう?

わたしはとった(選句すること)のですが、

ここで兜太先生、

「山本はこの句をとったのか?

どうしたんだ、おかしいんじゃないか(!?)」と詰問される。

普段の選句の傾向とあまりに違うので、

このような発言に。


ちなみに今回の句稿で、もっとも好きだった句。

  弦月をなぞりて蝶はかたむけり   根岸暁子


わたしだけがとり、3人が問題句に。

兜太師も秀作に。

兜太評「昼と夜の別が付いたほうがいい。

<昼月>、<昼の月>にするとさらに幻想的になる」と。




  初蝶を過ぎ行くまでは石でいる     掌


めずらしく、9点も入り、今回の最高点句に。

兜太評「息を潜めてみている、

初蝶の<いのち>と石でいる作者の気持ち

とも読めるが、ふつうの句。

技が効きすぎている。作者自身のことか中途半端」

とのことで、佳作。


びしびしと小気味よく全句を講評。


兜太節を堪能♪