アイヌの工芸品!「アイヌのくらし」 @群馬県立歴史博物館 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

「アイヌのくらし  時代・地域・さまざまな姿」

 

群馬県立歴史博物館で観てきました。

 

 

日本の先住民族アイヌ。


その「工芸品」をとおし、

 

人びとの暮らしを紹介しています。

 

 

まず目を引くのは

 

大胆なデザイン、

 

精緻な刺繡をほどこした衣装・アットゥㇱ。

 

木綿は栽培できず、

 

イラクサやオヒョウを丁寧に織りあげて。

 

その意匠の素晴らしいこと。

 

 

さらに女性の首飾りが見事です。

 

母から娘へと代々伝えられ、儀式に用いられる。

 

シトキという親玉(おやだま)を中心に、

 

彩とりどりのガラス玉をつなぎ、

 

長いものは63センチ!

 

ガラス玉は時を経て、深い色合いになっています。

 

 

腰刀、弓、矢筒、銛先など

 

実際に使われたモノも装飾が丁重にほどこされて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

序 歴史の中の「アイヌ工芸」

 

第1章 北海道 日本海沿岸の人びと

 

第2章 北海道 オホーツク海沿岸の人びと

 

第3章 アイヌ社会と和人社会の交流

 

第4章 北千島と樺太の人びと

 

第5章 北海道 太平洋沿岸の人びと

 

第6章 群馬のケズリバナとアイヌのイナウ

 

 

アイヌの儀礼品(ときには実用品)・イナウ、

 

群馬の小正月を飾るケズリバナと

 

とてもよく似ているのにはびっくり。

 

やはり神への依り代として

 

「削りかけ」の由。

 

 

 

ところどころに「イナウ」ってなんだろう?

 

アイヌ民族の衣服はなんでできているの?

 

アイヌ民族の儀式~カムイノミ

 

など「Q&A」でやさしく解説した文書が

 

ところどころに置かれて。

 

 

この貴重な展示、

 

明後日 2022年3月6日まで。

 

まだ、間に合います♪