「アイヌのくらし 時代・地域・さまざまな姿」
群馬県立歴史博物館で観てきました。
日本の先住民族アイヌ。
その「工芸品」をとおし、
人びとの暮らしを紹介しています。
まず目を引くのは
大胆なデザイン、
精緻な刺繡をほどこした衣装・アットゥㇱ。
木綿は栽培できず、
イラクサやオヒョウを丁寧に織りあげて。
その意匠の素晴らしいこと。
さらに女性の首飾りが見事です。
母から娘へと代々伝えられ、儀式に用いられる。
シトキという親玉(おやだま)を中心に、
彩とりどりのガラス玉をつなぎ、
長いものは63センチ!
ガラス玉は時を経て、深い色合いになっています。
腰刀、弓、矢筒、銛先など
実際に使われたモノも装飾が丁重にほどこされて。
序 歴史の中の「アイヌ工芸」
第1章 北海道 日本海沿岸の人びと
第2章 北海道 オホーツク海沿岸の人びと
第3章 アイヌ社会と和人社会の交流
第4章 北千島と樺太の人びと
第5章 北海道 太平洋沿岸の人びと
第6章 群馬のケズリバナとアイヌのイナウ
アイヌの儀礼品(ときには実用品)・イナウ、
群馬の小正月を飾るケズリバナと
とてもよく似ているのにはびっくり。
やはり神への依り代として
「削りかけ」の由。
ところどころに「イナウ」ってなんだろう?
アイヌ民族の衣服はなんでできているの?
アイヌ民族の儀式~カムイノミ
など「Q&A」でやさしく解説した文書が
ところどころに置かれて。
この貴重な展示、
明後日 2022年3月6日まで。
まだ、間に合います♪