井上マエストロ&太鼓・林英哲の激突! 群馬交響楽団定期演奏会 @高崎芸術劇場 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

群馬交響楽団、

 

「群響(ぐんきょう)」と地元では親しまれています。

 

 

その群響の定期公演、

 

なんと573回に。

 

高崎芸術劇場になって初めて

 

大ホールでの定期を聴きます♪

 

 

◆今日のプログラムはこちら

 

2021年11月20日(土)

3:00 PM 開演:4:00 PM@高崎芸術劇場

 

#井上道義

#林英哲

#英哲風雲の会

#群馬交響楽団

 

 

伊福部昭/日本狂詩曲

Akira Ifukube/Japanese Rhapsody

 

矢代秋雄/交響曲

Akio Yashiro/ Symphony

 

石井眞木/「モノプリズム」日本太鼓とオーケストラのための*

Maki Ishii/Mono-prism, Op. 29*

 

 

指揮の井上道義さんによると

 

「昭和の音」だそう。

 

 

このプログラムで会場は満員。

 

オーケストラのメンバーが

 

ステージに登場で拍手があり、

 

とてもなごやか♪

 

 

伊福部昭「日本狂詩曲」、

 

第1楽章「夜曲」では

 

ヴィオラが小太鼓のリズムにのって、

 

静かに調べをかなで、

 

そこから楽器がどんどん増えて。

 

第二楽章「祭」ではもうもう「お囃子」が

 

変化と反復、繰り返され

 

熱をおび、熱狂へ!

 

2000人の会場が沸騰してくる。

 

 

矢代秋雄「交響曲」、

 

一転して、弦のあえかな、

 

静寂から、はじまり、

 

どのように大音量になっても

 

矢代の<音楽>はなかへなかへと

 

沈潜していくよう・・・

 

 

休憩の後石井眞「モノプリズム」

 

ー日本太鼓群とオーケストラのためのー

 

ここで林英哲と英哲風雲の会の登場。

 

きりりと引き締まった面々。

 

締太鼓7は下手に。

 

中太鼓3は上手に。

 

さらに大太鼓は一段高い中央の奥。

 

 

タムタムが響き、

 

徐々にオーケストラが響き、

 

と、突然の<間(ま)>。

 

かすかなかすかな締太鼓が

 

PP(ピアニッシモ)というより再弱音の連打。

 

この音だけでぐっと魂をつかまれたよう。

 

大太鼓は林英哲(もうおひとり)がソロをとって、


 

勇壮に、

 

華麗に、

 

縦横に鳴り響き!

 

 

照明もスポットライトがくっきり、と。

 

中太鼓3とオーケストラが絡み合い、

 

咆哮する!

 

 

もう拍手、鳴りやまず、

 

何回も何回もカーテンコール。

 

林英哲さん、井上さんに肘を合わせようとしたら、

 

突然のハグ!?

 

この井上さんのパフォーマンスに

 

会場もさらに盛り上がって♪

 

 

 

なかなか聴くことのできない3曲、

 

この公演を心ゆくまで堪能。