半世紀前の電子音作品!「日本人 1970」 <俳句 立岩利夫 音楽・音響 松下眞一> | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 









「- 俳句と音によるラジオのための作品 - 日本人一九七〇」

松下眞一(音楽・音響構成)・立岩利夫(俳句)

昭和45年(1970)度芸術祭参加作品(毎日放送制作)

 

 

この「日本人1970」は電子音楽と

 

俳句朗読による意欲作。

 

youtubeで見つけました!



松下眞一は作曲家。

1950年代から電子音を使った作品を書いていた。


立岩利夫は関西の俳人。「夜盗派」、「海程」。

海程の先達で、現代俳句協会の理事をされた。

お二人とも茨木市のお生まれで親しく交流をされ、

それがこの作品に結実しました。



立岩さんから、「松下眞一作品集」のテープ、

北園克衛「黒い僧院」の譜面をいただく。

 

どちらもとても貴重。



なんとyoutubeにもアップされています。

youtubeの画像は「黒い僧院」の譜面の最初のページ。
https://www.youtube.com/watch?v=sIcxhdwpECM

 



◆松下眞一
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E4%B8%8B%E7%9C%9E%E4%B8%80



◆夜盗派

夜盗派というのは、戦後(昭和23年)、

山口誓子の「天狼」から別れた俳句結社「雷光」と「激浪」の

流れを汲む俳句結社である。

鈴木六林男の「雷光」は、島津亮・東川紀志男の「梟」を経て

井沢唯夫・立岩利夫「夜盗派」へと変遷し、

卜部楢男の「激浪」は、西東三鬼・三橋敏雄・島津亮の「断崖」へと変遷する。


「夜盗派」に所属・関連した人たち、

鈴木六林男、島津亮、三橋敏雄、立岩利夫、東川紀志男、

西東三鬼、佐藤鬼房、木村澄夫、 平成12年に終刊となる。


「夜盗派」を立岩さんが編集・発行をされていた

 

一時期、私も参加いたしました。