皆川博子『愛と髑髏と』29年ぶりに復刊!  | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


皆川博子『愛と髑髏と』復刊されました。

29年ぶりとか。

皆川博子、初期幻想短編小説集。

 カバーイラスト:伊豫田晃一
 カバーデザイン:大武尚貴

そのなかの「風」は鍾愛の作品で、

なんど読んだことか。

「庭は寝がえりをうって、背をむけた。」

この最初の行で、作品の世界へ惹き入れられか、どうか。


 「鈴蘭は、こっけいなほど可憐な花をつけた。

しかし、これもまた華麗な毒をもつことを、

わたしは知った。」―「丘の上の宴会」。



 悦楽園
 猫の夜
 人それぞれに噴火獣
 舟歌
 丘の上の宴会
 復讐
 暁神



この皆川ワールド(精緻なことばで構築された)

<妖かしの世界>にたゆたえる至福の刻をどうぞ。