短歌誌「井泉」は、
歌人の春日井建さんを師とした方々の歌誌。
かつて春日井建さんが選者の
短歌の番組「列島縦断短歌王国」に
一度、投稿したことがあります。
その一首です。
かつてNHKにBSが3チャンネルあったころ、
春と秋に一日づつ、
「列島縦断短歌王国スペシャル」
「列島縦断俳句王国スペシャル」という番組が
午前11 時~午後4時にわたって放映されました。
ご存知の方、いらっしゃいますか?
司会はアナウンサー加賀美幸子、
審査員は俳句、短歌界の重鎮の方々。
全国各会場からの句会・歌会の中継、
東京のスタジオでは番組の冒頭に「題」が発表され、
FAXで投稿し、すぐに審査員の方が講評する。
5時間の長丁場。
俳句が7、8000句、
短歌が3、4000首の投稿が
全国から寄せられていました。
<短歌>に投稿したことがあって、
その時の題が「水」と「葡萄」でしたか。
耿耿と刻の運河のただなかを
青く眠れる水の猫あり 掌
この時の審査員・歌人春日井建(かすがい けん)氏の
特選に選ばれました。
三島由紀夫が「現代の若き定家」といったその人(!?)
番組内、電話で春日井さんとお話しできたのも懐かしい。
画像はそのおりに書家が書いてくださったもの。