「歌川豊国 -歌川派の役者絵」を
国立劇場芸能情報館で観てきました。
2019年今年は、
初代歌川豊国(1769~1825)の生誕250年。
歌川派の役者絵、
歌川派の開祖である歌川豊春をはじめとし、
豊国のそれぞれの役者の個性をいかした絵。
画面も一枚摺り、から二枚、三枚と横長の大画面へとなり、
画がダイナミックで見ごたえがあります。
さらに豊国は国貞、国芳ら多数の弟子を育て、
明治期の国周や芳年に続きます。
寛政・享和期から文化・文政期を経て幕末に至る
役者絵に名優の姿がくっきりと。
それぞれの時代の歌舞伎、芝居小屋の様子などなど。
芳年の『奥州安達がはらひとつ家の図』もあって、びっくり。
これは縦に二枚の摺り。
展示浮世絵のすべては国立劇場の所蔵とか。
国立劇場へ観劇のおりは芸能情報館へ、どうぞ。
2020年1月27日(月)まで。