海程五十周年記念アンソロジー 表紙
ブログ「金子兜太アーカイブ」に、
<海程創刊50周年記念アンソロジー>
がアップされています。
金子兜太主宰の「海程」、
ひとりの主宰で50年続く俳句誌は奇跡的なこと。
【同人の章】
あ行~か行
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さ行~た行
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な行~た行
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ま行~わ行
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物故同人
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わたくしのはこの十句です。
山 本 掌
鬱きざす頭蓋に散らす花骨牌(はなかるた)
口中の暗渠紅梅咲きて散り
白梅やあれはわたしの離魂(ドッペルゲンガー)
花ミモザあやまちのごと虚無に棲む
白馬(あおうま)のまなぶたをうつさくらかな
はつなつや霊長類としてさびる
麦の秋破れし海図の少年期
月光の贄なるわれの生死かな
霧を裂きゆく言の葉を一花(いちげ)とし
裂帛や霧は人体這いのぼり
画像:表紙
背に金の箔押し
「海程句集Ⅲ」
海程創刊五十周年記念アンソロジー