「キスリング展 エコール・ド・パリの夢」を
庭園美術館で観てきました。
キスリング(Kisling 1891-1953)。
ポーランドのクラクフで生まれ。
19歳でパリに。
展示の構成はこちら。
序:キスリングとアール・デコの時代
第1部 1910-1940:キスリング、エコール・ド・パリの主役
・セザンヌへの傾倒とキュビスムの影響
・独自のスタイルの確立
第2部 1941-1946:アメリカ亡命時代
第3部 1946-1953:フランスへの帰還と南仏時代
初期のキュビスムの影響のある作品から、
風景画、静物画、裸婦の展示が60点ほど。
このチラシの「ベル=カズー」の肖像、
衣装にヴィヴィットなチェックがじつに丁寧に描かれ、
その顔は静謐な雰囲気に満ちて、
アーモンド形の大きな双眸は憂いをたたえて。
花や植物は輝かしい色彩とあいまって
その生命力がただならない。
かつて、狂気を孕むような「ミモザ」に
あるかと思ったのですが・・・
1920~30年代のパリで、
「モンパルナスのプリンス」と呼ばれていたとか。
フジタとの写真も展示されています。
7月7日(日)まで。