「キスリング展 エコール・ド・パリの夢」 @東京都庭園美術館 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

「キスリング展 エコール・ド・パリの夢」を

庭園美術館で観てきました。

 

 

キスリング(Kisling 1891-1953)。

ポーランドのクラクフで生まれ。

19歳でパリに。

展示の構成はこちら。

序:キスリングとアール・デコの時代

第1部 1910-1940:キスリング、エコール・ド・パリの主役

・セザンヌへの傾倒とキュビスムの影響

・独自のスタイルの確立

第2部 1941-1946:アメリカ亡命時代

第3部 1946-1953:フランスへの帰還と南仏時代


初期のキュビスムの影響のある作品から、

風景画、静物画、裸婦の展示が60点ほど。



このチラシの「ベル=カズー」の肖像、

衣装にヴィヴィットなチェックがじつに丁寧に描かれ、

その顔は静謐な雰囲気に満ちて、

アーモンド形の大きな双眸は憂いをたたえて。

花や植物は輝かしい色彩とあいまって

その生命力がただならない。



かつて、狂気を孕むような「ミモザ」に

あるかと思ったのですが・・・


1920~30年代のパリで、

「モンパルナスのプリンス」と呼ばれていたとか。

フジタとの写真も展示されています。


7月7日(日)まで。