中村彝アトリエ記念館
中村彝アトリエ記念館を尋ねました。
中村彝(つね)・1887年 - 1924
は大正期に活躍した洋画家。
水戸に生まれ、幼くして父や母を失い、
長兄にをたより東京へ。
軍人をめざすも、17歳で結核となり、
軍人を断念し、白馬会など画家を目指し、文展へ。
新宿中村屋の相馬愛蔵・黒光との愛憎。
相馬俊子との失恋。
37歳で死去。
大正5年(1916)、新宿区下落合にアトリエを新築、
その下落合に残る彝のアトリエを新宿区が
復元・整備し、平成25年3月17日(日)から
新宿区立<中村彝アトリエ記念館>として公開しています。
木造の建物で、こげ茶の壁板に白の扉や窓枠が映えて。
中村彝 絵画制作
結核を養いながら、
絵画制作に励んだそのアトリエ、
板敷きにがっしりした木製のイーゼルや
家具調度置かれ、現物は茨城県近代美術館ですが、
彝の息遣いが残るような空間。
アトリエ
そこに中村彝の代表作「エロシェンコの像(複製)」が置かれて。
庭の木々の緑が眩しい。
当時の雰囲気の残る建物や調度、
たたずまいがゆかしい。
(画像は中村彝アトリエ記念館より)
◆中村彝アトリエ記念館
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