「アルチンボルド展」を観る。
その「寄せ絵」、
その「上下絵」、
奇想ともいえる、その画のなんと精緻で、
驚異的なまでの筆力の圧倒的なこと。
アルチンボルド自画像
「ジュゼッペ・アルチンボルド(1526-1593年)は、
16世紀後半にウィーンと
プラハのハプスブルク家の宮廷で活躍した、
イタリア・ミラノ生まれの画家。
自然科学に深い関心を示したマクシミリアン2世、
稀代の芸術愛好家として知られるルドルフ2世に
寵愛された画家・アルチンボルドは、
美術史のなかでひときわ異彩を放っていた宮廷画家」。
(公式ホームページより)
ちらしの「春」、80以上ある花花で組み合わせた婦人像。
「夏」(ウキペディアより)
「秋」(ウキペディアより)
「夏」「秋」の果物や野菜、
「冬」(ウキペディアより)
枯木の「冬」。
「四大元素」には魚や動物、
まったく思いもよらないかたちで組み合わせた、
肖像画はじつに寓意的。
「四季」と「四大元素」が向き合って展示され、
一室にある。
近くで観るともう花、果物などの
モティーフの細密な画に吸い込まれそう。
少し後へさがると肖像画になって。
謎は謎のまま、その謎の中に漂って。
9月24日(日)まで。