アルチンボルド展 @国立西洋美術館 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アルチンボルド展」を観る。

 

その「寄せ絵」、

 

その「上下絵」、

 

奇想ともいえる、その画のなんと精緻で、

 

驚異的なまでの筆力の圧倒的なこと。

 

 

 

 

 

アルチンボルド自画像

 

 

 


「ジュゼッペ・アルチンボルド(1526-1593年)は、

 

16世紀後半にウィーンと

 

プラハのハプスブルク家の宮廷で活躍した、

 

イタリア・ミラノ生まれの画家。

 

自然科学に深い関心を示したマクシミリアン2世、

 

稀代の芸術愛好家として知られるルドルフ2世に

 

寵愛された画家・アルチンボルドは、

 

美術史のなかでひときわ異彩を放っていた宮廷画家」。


                    (公式ホームページより)

 


ちらしの「春」、80以上ある花花で組み合わせた婦人像。

 

 

 

 

 

「夏」(ウキペディアより)

 

 

 

「秋」(ウキペディアより)

 

 

 

「夏」「秋」の果物や野菜、

 

 

 

「冬」(ウキペディアより)

 

 

 

枯木の「冬」。

 

 

「四大元素」には魚や動物、

 

まったく思いもよらないかたちで組み合わせた、

 

肖像画はじつに寓意的。

 

 

「四季」と「四大元素」が向き合って展示され、

 

一室にある。

 


近くで観るともう花、果物などの

 

モティーフの細密な画に吸い込まれそう。

 

少し後へさがると肖像画になって。

 


謎は謎のまま、その謎の中に漂って。

 


9月24日(日)まで。