ショーソン「愛と海の詩」ラヴェル「シエェラザード」 @N響定期 Eテレ | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

エレンマンⅡ

              エレンマン
 

ショーソン作曲「愛と海の詩」を
NHK Eテレで聴く。

N響 第1809回 定期公演に上演された。
「愛と海の詩」はメゾソプラノとオーケストラ作品。
マレーナ・エルンマンの歌による。
なかなか上演されることのない曲目なので、うれしい。

「オランダの指揮者エド・デ・ワールトが、フランス近代の傑作を繊細に表現。
エルンマンはジャズやポップスでも活躍するスウェーデンのメゾ・ソプラノで、
フランス物にも定評がある」とのこと。

当日のプログラムは

1.組曲「マ・メール・ロワ」(ラヴェル)
2.シェエラザード(ラヴェル)
3.「愛と海の詩」作品19(ショーソン)
4.交響詩「海」(ドビュッシー)

とフランスもの。

ワールトは「ブルックナーやマーラー、ワーグナーなどドイツ音楽でない
フランスもののラヴェルやドビュシーの音をN響とどうつくるか」と話す。

エルンマンは「ショーソンはとてもドラマティック、
オーケストラの音楽が美しいので聞きほれてしまう」。


エレンマン Ⅲ




◆NHK定期公演

管弦楽:NHK交響楽団

メゾ・ソプラノ:マレーナ・エルンマン

指揮:エド・デ・ワールト

2015年5月15日 NHKホール


エレンマン



◆マレーナ・エルンマン

スウェーデンのメゾ・ソプラノ。
スウェーデン王立音楽アカデミー、
フランスのオルレアン音楽院、
ストックホルム国立オペラ学校で学ぶ。

1998年、サンドストレムのオペラ《町》カヤ役でオペラ・デビュー。
2000年5月、ブリュッセルおよびパリで上演されたヘンデル
《アグリッピーナ》ネローネ役が絶賛され人気を決定付けた。
ヘンデル、モーツァルト、ロッシーニのオペラで活躍する一方、
ビゼー《カルメン》タイトル・ロールも得意としている。

2005年にはフィリップ・ブスマンスの新作オペラ《ジュリー》初演で
タイトル・ロールを歌い、同オペラを大成功に導く。
演奏会活動も盛んで、特に近現代歌曲に定評がある。
 
エルンマンはジャズやポップス、ミュージカルも好んで歌い、
2009年にはユーロヴィジョン・ソング・コンテストに
スウェーデン代表として参加している程で、
ジャンルを超えて幅広く活躍する多才な歌手である。

NHK交響楽団とは初共演。