「花笑み 日本画花だより」 @高崎タワー美術館 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。


花笑み





「花笑み」、高崎タワー美術館で観る。

まさに「花笑む」この季節にふさわしい展示。
美術館のなか、花爛漫と咲きほこり。

展示は6つのコーナーになっており、

1 サクラサク 
2 墨に五彩あり
3 花と鳥
4 梅坡の花鳥画
5 花を愛でる
6 微笑む花

屏風に爛漫のさくら。
梅原幸雄「夜桜」の宵闇にうかぶパセティックな桜、
中島千波「夢殿の枝垂桜」

墨の濃淡で描かれる牡丹、
中国では「富貴草」ともいわれ、
数々の作品に描かれて。
松尾敏男「薄明」夜明けのほの明かりに
浮かび上がる牡丹の格調高さ。

酒井抱一の「梅」、
上村松園「櫻がり図」、
凛としたまなざしの女性が、
花冷えのなか、櫻を愛でて。

美術館での花見も風情があって。

6月21日(日)まで。



◆高崎タワー美術館 ホームページ

春は、厳しい冬を乗り越えて様々な花が咲き、
緑が芽吹く目映い季節です。
花の神秘的な美しさや生命力は芸術家たちの創作意欲を刺激し、
数多の作品が生み出されてきました。
瑞々しく咲き誇る花々も、やがては枯れ果ててしまいますが、
画家たちは束の間の花の生命に永遠のエネルギーを吹き込み、
観る者を魅惑の世界へと誘います。

花が咲くことを「花笑み」と言いますが、
開花するさまを「笑う」と表現する感性に、
日本人の花に対する想いが表われています。

本展覧会では、当館の収蔵作品から
日本の春を代表する桜をはじめとする
四季の花々を描いた日本画作品をご紹介し、
花のたよりをお届けします。
花に微笑みかけられ、穏やかなひとときをお過ごしください。


◆画像はこちらの下部に。
  http://www.city.takasaki.gunma.jp/docs/2015030400049/