不思議なかたち、
この青さの見事さ!
この生物はアオミノウミウシ、とか。
◆アオミノウミウシ
熱帯の海に分布する体長20~30mm程の浮遊性のウミウシ。
(最大で50mm程度になる)
胃の中に気泡を入れ、
その浮力で腹面を上にして海面に浮いて生活する。
基本的には捕食対象であるクラゲ類に着生して生活する。
羽の様な形態の鰭が特徴的で、
その美しさから人気が高く飼育を望む者も多いが、
本種の主食が猛毒のカツオノエボシやギンカクラゲ
などであることから餌のストックがほぼ不可能に近い。
国内では八丈島など、
カツオノエボシやギンカクラゲが沿岸に
流れつく季節(春~初夏)にかけて見る事が出来るが、
本種はカツオノエボシなどを摂食した際、
取り込んだ刺胞を鰓突起先端に貯蔵しており、
不用意に触ると刺される事があるので注意が必要。
また本種は断続的にまき散らすように卵を産み、
1日に3000~9000個程の卵を産卵する。
ウミウシ図鑑007:アオミノウミウシ - より引用