上毛新聞、8日朝刊に掲載されました。
ピアノと歌で「奥の細道」
前橋で芭蕉座
松尾芭蕉の「奥の細道」を歌い語る芭蕉座(山本 掌代表)は
前橋市の前橋文学館で第三回コンサートを開き、
約70人が訪れて奥深い俳句の世界に浸った。
芭蕉座は同市のメゾソプラノ歌手の山本掌さんら4人が
2009年に結成。
奥の細道の紀行文を力強く読み上げた後、
情景を表現したピアノの演奏にあわせ、
曲を付けた句を歌う独自の方法で
芭蕉の旅をたどっている。
今回は出羽三山から最上川、象潟(きさかた)、
市振(いちぶり)、旅の終りまでを上演した。
観客は繊細なピアノの音色と、
伸びやかに響き渡る歌声にうっとりと聴き入った。
上演後山本さんは
「奥の細道は読むたびに新たな発見があり
尽きることがない。
まだ扱っていない句を曲にしてゆきたい」
と熱くかたった。
わりと大きい写真(カラー)に
「奥の細道を歌と語りで表現する芭蕉座の舞台」
のキャプション。