松尾芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品として
創る音楽ユニット。
2009年に命名。
以前から作品化に取り組んでいたが、
このメンバーでやってゆける、と。
この時のブログを再録。
<「芭蕉座」発足! はじまり、始まり>
「芭蕉座」を立ち上げた。
今年、2009年は芭蕉が「おくのほそ道」への旅に出かけて、
320年をむかえる。
芭蕉畢生の傑作を新しい舞台作品としたいと、
ここ10年ほど取り組んでいる。
発句を歌い、紀行文を原文で語る。
曲を書き下ろし、ピアノは叙景を弾く。
古屋和子は近松の世話浄瑠璃を「音の臨書」として語る。
野澤美香は一時俳句へのめりこみ、このところ邦楽作品も多い。
中島章恵は現代曲を得意とし、短歌を好む。
山本 掌はメゾソプラノで俳句を書く。
この4人が「おくのほそ道」に対峙し、
「芭蕉座」を組んだ。
聴いてくださるかたがたとともに
「おくのほそ道」へ、旅立ちたいと願って。

◆古屋和子(語り)
京都生まれ。
演劇活動(早稲田小劇場・横浜ボートシアター)を経て、
語りに専念。1991年から、北米各地でワークショップを行う。
各地のストーリーテリングフェスティバルに出演。
また、先住民居留地を訪ねて語り文化を交流。
ライフワークとして2002年から、
観世榮夫演出により「音の臨書・近松世話浄瑠璃」を開始。
2001年から「トヨタ・ストーリーテリング・フェスティバル」の
企画制作。
古典から近代まで幅広いレパートリーを持つ。
NHK「古屋和子の世界」放映。
更新されないHP
http://www004.upp.so-net.ne.jp/kazshow/shownews.html
プロフィール
http://www004.upp.so-net.ne.jp/kazshow/images/furuya3_biwa_02.jpg

◆野澤美香(作曲)
東京生まれ。
国立音楽大学作曲学部卒業。
作曲を故・入野義朗に師事。
日本現代音楽協会新人賞入選。
ICC国際作曲コンクール第二位受賞。
シビテッラ・ラニエリ財団からのフェローシップでイタリア滞在。
国内外で楽曲が演奏される他、映像作品、ダンスとのコラボレー
ションなど活動は多岐に渡る。
「パフォーマンス東京」主宰。
ホームページ
http://micamenow.s1.weblife.me/
シビテッラ・ラニエリ
http://www.civitella.org/resource.aspx
http://www.ntv.co.jp/TWT/index.html

◆中島章恵(ピアノ)
群馬吉岡生まれ。武蔵野音楽大学卒業。
ベルギーのブリュッセル王立音楽院ピアノ科
および室内楽科卒業後、同大学院ピアノ科を
審査員一致の成績を得て卒業。
ピアノを笠井ゆかり、富山紀美子、菊池洋子、ポリーナ・レシェンコ、
ドミニコ・コルニル、マリー・ポール・コロニル、
室内楽をドミニク・コロニル、アンドレ・シルヴィの各氏に師事。
ブリュッセルの芸術学校で指導にあたる。
帰国後、06年、10年にリサイタル、各地で演奏活動を続けている。
◆山本 掌(メゾソプラノ・構成・脚色)
前橋生まれ。
二期会・藤原歌劇団でのオペラ、フランス歌曲の
演奏活動を経て、師金子兜太・自作の俳句による
オリジナル俳句歌曲を<花唱風弦>と題し、
世界詩人会議日本大会、奏楽堂など各地で上演。
音の過客「奥の細道」語りうたう芭蕉を企画。
構成、脚色し演奏する。
句集『漆黒の翼』『朱夏の柩』『銀(しろがね)の』
二期会会員・「海程」同人・現代俳句協会会員
個人誌「月球儀」主宰。
NHK・BS「俳句王国」出演。