シェーンベルク作曲「グレの歌」を聴いた。
あまりの大作に上演されることが稀なほど。
2011年に上演の予定が3・11のため中止。
2013年2月23日、オーチャードホールで
その時のメンバーでの演奏会。
通常のオーケストラの2倍、
合唱と5人のソリスト。270人となる。
演奏時間、1時間50分。
まさに分厚い音、
この人数ならではの「弱音」の素晴らしさ。
ソリストでは山鳩の加納悦子の内奥からの歌に
惹きこまれる。しかも暗譜。
尾高も精緻にして、骨格の大きな曲作り。
東フィルを自在に響かせる。
三部の終焉のなんというカタストロフ。
●東京フィル特別演奏会 「グレの歌」
指揮 : 尾高 忠明
テノール : 望月 哲也
ソプラノ : 佐々木 典子
アルト : 加納 悦子
テノール : 吉田 浩之
バス/語り : 妻屋 秀和
合唱 : 新国立劇場
管弦楽 : 東京フィルハーモニー交響楽団
2013年2月23日(土)東京・オーチャードホールにて収録
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「グレの歌」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%81%AE%E6%AD%8C