五つのギリシャ民謡 Ⅰ 花嫁の目覚め | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

「五つのギリシャ民謡」はラヴェルにより

1907年に作曲されている。

ギリシャ民謡をカルヴォ・コレッジによる

フランス語訳によるもの。


今回は仏訳から日本語に

チャレンジしてみました!?  


            モーリス・ラヴェル   曲
             
            カルヴォ・コレッジ  仏訳
                 
                 山本 掌  訳


   <花嫁の目覚め>


目覚めてよ、

目覚めてよ、かわいいうずら

朝への羽をひろげておくれ

みっつのきれいなそのほくろ

ぼくのこころは燃えあがる

ごらんよ、黄金(きん)のこのリボン

きみの髪に結ぶんだ

かわいいひとよ、結婚しよう!

ふたりのはらから兄弟は

みんなひとつに結ばれる




フランス語訳

   <Chanson de la mariée>

 Réveille-toi, réveille-toi, perdrix mignonne,

 Ouvre au matin tes ailes.

 Trois grains de beauté,mon coeur en est brûlé!

 Vois le ruban d'or que je t'apporte,

 Pour le nouer autour de tes cheveux.

 Si tu veux,ma belle,viens nous marier!

 Dans nos deux familles,tous sont alliés!