達谷窟毘沙門堂(たっこくのいわやびしゃもんどう)
カナダ人のリーンと台湾人のモナさんを連れて平泉へ。
平日の雨天ということもあり、観光客もまばら。
最初は平泉の歴史と日本の平安時代の雰囲気を
知ってもらうべく江刺藤原の郷へ。
そこから中尊寺、そして近くの石仏と崖の下に建つ
毘沙門堂を見に達谷窟毘沙門堂へ。
中尊寺建立の経緯を知ってもらうには、
藤原清衡の生い立ちを知ってもらわなければなりません。
モナさんは英語、韓国語、北京語が堪能で日本語勉強中。
リーンは英語のみで日本語勉強中。
僕の英語の説明でわかってくれたのかどうか。
その都度モナさんが要約してくれて助かりました。
この岩面大仏は前九年の役、後三年の役で亡くなった
人々を供養するために掘られたと伝えられ、
源義家が馬上から弓張で掘ったとも言われているようです。
この毘沙門堂は坂上田村麿が蝦夷の長・悪路王を倒し、
この地を平定した際に、毘沙門天のご加護を感じ、
京の清水寺の舞台を真似て建立されたと云われます。
東北は平安時代の蝦夷征伐に絡んで、坂上田村麿に関する
信仰が各地に残っています。(田村信仰)