スタバ国内初、手話店舗・パートナーさんの夢が実現。国立市にオープン!(前編) | さかっちのブログ

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2020年1月からライフワークでスタバの良さを伝えたく、アメブロ「さかっちのブログ」でスタバファンとして「スタバ店舗情報」を始めました。
今では年間300日以上、お気に入りの店舗や各地のスタバ巡りを楽しんでいます。


 

今回のスタバ巡りは国内初、世界では5店舗目の聴覚に障がいのあるパートナーさんが手話を基本言語とした店舗、サイニングストア「nonowa 国立店」にオープンから1ヶ月の間に16日間訪れました。

 

「nonowa 国立店」では障がいの有無に関わらず、どなたでも利用できることから、実際に注文から受け取るまでのコミュニケーションなど、パートナー(従業員)さんからアドバイスを受けながら体験しました。

 

 

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20203月、スタバは国内初のサイニングストアを東京・国立(くにたち)市に出店を決定しました。

同年627日、JR中央本線国立駅の商業施設 nonowa 国立に「スタバ nonowa 国立店」としてオープンしました。 

 

スタバのサイニングストアは、20167月にマレーシア・クアラルンプール、201810月アメリカ・ワシントン、20195月中国・広州、201911月マレーシア・ペナン島と続き、日本・国立市に世界では5店舗目となります。

 

スタバは出店について「国立市付近にはろう学校があり、ろう文化に関して理解のある地域であると考えたため」としています。


  



国立駅南口駅前ロータリー&三角屋根の旧駅舎。

 

 

「スタバnonowa 国立店」のある国立駅は駅前に「赤い三角屋根」で知られた旧駅舎を、2020年4月に1926年(大正15年)の開設当時を再現して復元しました。

現在は観光案内やイベントの拠点として積極的に活用されています。

 

 


 

大学通り

 

 

国立駅南口駅前から約2kmの一直線に延びる桜並木の大学通りは、国立市のメインストリートとなっています。

 

大学通り沿いには駅から5分ほどの「スタバ 国立店」、一橋大学、公立・私立高校があります。

さらに市内、近辺には東京女子体育大学、国立音楽大学附属中・高等学校、都立立川ろう学校など、教育施設が多数あります。

 また東京都で国立市は初めての文教地区にも指定されています。

 

 


 

国立駅中央改札口前「スタバ nonowa 国立店」正面入口(左)。

 

 

 


国立駅北口から見た「nonowa 国立店」外観。

 

 

 

 

国立駅北口から見た「nonowa 国立店」入口。

 

 

 

 

店舗入口には指文字で表現されたSTARBUCKSの看板。

 

 

スタバ新店舗 について

「サイニングストアでは、聴者と聴覚に障がいのあるパートナーが共に働き、多様な人々が自分らしく過ごし、活躍できる居場所の実現を目指したスターバックスのダイバーシティー&インクルージョンを象徴する店舗の一つとしています。

 

スターバックス コーヒー ジャパンのCEO、水口貴文は以下のように述べています。

「店舗のコンセプトは“Infinite Possibilities(無限の可能性)”。私たちパートナーの夢を店舗という形にしました。

 

聴覚に障がいのあるパートナーやお客様にとって、ありのままの自分で居られる場所であり、障がいのある若者にとって夢や未来を描ける場所、そしてこの店舗を訪れた誰もが新たな気づきを得られる場所になればと考えています」としています。


(引用:スターバックス)

 


 


サイニングストア店内「オファリングボード」のメッセージ。

 

 



NO FILTER」の実現に向けて

価値観の一つである「お互いに心から認め合い、誰もが自分の居場所と感じられるような文化」を大切にしてきました。その文化を日々店舗で体現するパートナーはブランドの中心であり、基盤でもあります。 

スターバックスは、お客様、地域社会、そしてパートナーがお互いを尊重し、高め合える、人を大切にする活力あるブランドでありたいと考えています。

 

2018年からは、ダイバーシティ&インクルージョンのテーマとして「NO FILTER」を掲げ、「先入観や思い込み、偏見を持たず、人種、年齢、性別、役割や雇用形態、障がいの有無、個人の価値観などの違いを超えてすべての人を温かく迎え入れ、認め合い、そして一人ひとりが自分らしくいられる社会」の実現を目指しています。


(引用:スターバックス)





nonowa 国立店」のパートナーさん。


 

スタバは2020年12月末現在、国内1,628店舗 (うちライセンス店舗138店舗)アルバイトを含め約4万人が働いています。

 

スタバは障害者雇用に積極的に取り組んでおり、350名を超える障害を持つパートナーさんが働いています。

そのうち聴覚に障がいのあるパートナーさんは65名となっています。

 

nonowa 国立店」ではパートナーさん25名のうち、19名が聴覚に障がいを持っています。

ここでは聴者のパートナーさんと共に店舗運営を行っています。


(参考文献/写真引用:スターバックス)

 


 

 

手話で「こんにちは!」

 


透明マスクについて

スタバ店舗ではパートナーさんは一般的なマスクを着用していますが、「nonowa 国立店」では来店の聴覚に障がいのある方が、パートナーさんの口の動きを見て読話(どくわ)ができるように、口元が見える透明のマスクを着用しています。

 

(写真引用:スターバックス)

 


 


■バッジについて

手話または相手の口の動きから読話ができるパートナーさんは、エプロンの胸元に手話のバッジ&Please Face Me(こちらを向いてください)」を示すバッジを1種類もしくは2種類つけています。

 

 (写真引用:スターバックス)



 

 
レジカウンター。


注文方法

レジでの注文は、主に手話でのコミュニケーションですが、手話のできない方には「メニューシート」のアイコンを指差しして注文ができます。カスタマイズも可能です。

またタブレットによる筆談での注文、新型コロナウイルス感染症への安全対策として、レジ前に非接触の音声入力ツールなども用意されています。

  


 


 

「メニューシート」での指差し注文例。

 


(写真引用:スターバックス)








⚫︎(後編に続く)

 



 ⚫︎スタバ店舗の撮影について

店長さんまたは責任者の方に「個人としてスタバに特化したブログをアメブロに掲載する」ことをお伝えし、注意点を確認したうえで許可を得てから撮影をしています。

またスタバが商業施設内にある場合は、建造物や著作物が撮影で写り込む時には、商業施設に直接許可を得てから掲載しています。

不明な点がある場合は、スタバ本社相談窓口で確認しながらすすめています。


ブログ内での意見は参考文献・引用を除き、個人的なものが含まれています。スターバックスさんの意見を代表するものではありません。