台風へ向かって

まっしぐらの出張1日目終了

全然 なんてことはなかったなあ。

なんて言ったら 被害に遭われた方に失礼ですね。

なんとか無事に過ごせたことに

感謝いたします。

 

今日、休憩中に書店で

こんな文章に巡り合いました。

 

則子の声は、瀬にいる鮎のように、とりとめなくちらつき

彼をいらいらさせた。それから、静かな水に鮎がまるごと

見えたように、その声は聞こえた。鮎は彼が想像で追っていた

位置とは少し違った所にいて、いきなり間近に現れた感じだった。

 

久々の衝撃に 頭がガーンでした。

この例えの美しさ。

これは 小川国夫さんの「心臓」という

短編の中の一説です。

「アポロンの島」が一番有名でしょうが

小川国夫さんの名前から

何故か 島尾敏雄さんを思い出します。

 

本物の小説

いいですね。