漢字の文字から宗教を考えてみました。
宗教の教は「教え」ですから、誰かの考えですよね。 宗の方はちょっと分からないので調べてみました。
三省堂 大辞林 第三版 によると 次のようにあります。
[1]【宗】 〔「宗」は、先祖を祀った廟屋(びようおく)の意。祖廟(そびよう)は一族団結の中心であることから、中心・根本として尊ぶ意〕
①その宗教・宗派の中心・根本となる教え。宗旨。
②教祖、またそれに準ずる人物の教説を中心とする信者の集団。宗派。宗門。
③因明(いんみよう)の術語で、論証すべき主張・命題のこと。 → 因明
参照は以上です。
これによると、もともと宗教は「一族団結の中心であることから、中心・根本として学ぶ意」
簡単にいうと家訓のようなものが起源だったようですね。
どうやら「宗」には団結するとか集まるとか言う意味はありそうですね。
宗教は「ある教えを信仰して集まった集団」を意味していると、考えてよさそうです。
そして、教えの中に、「神」とか「仏」とか言う概念が含まれているのが現代の宗教のようです。
「教え」なら、いろいろ学校でも教わるし、いろんな本の中にもあります。
ただ宗教の教えには神とか仏の或いはスピリチュアルの概念が入っているというあります。
神とか仏とかスピリチュアルの概念は、どこかで論理が飛躍し、信じるか信じないかの信仰の問題になってしまいます。
宗教とは、ある教えを信じて集まった集団と考えればいいと思います。
教えは、考え方のひとつであって、ある考え方を妄信してしまうと、思考停止に陥り、人としての成長は望めません。
宗教は麻薬と言いますが、思考停止という怠惰は蜜の味なのかもしれませんね。
もうそろそろ、この世界に宗教は要らないと考えています。