昨日も夢の話。
今日も夢の話です。

幸いにも昨日中に懸案だった仕事が片付いたので、夢を見たと顕在意識が感じた時点で目を開けないで微睡(まどろ)んで見ました。

目を開けてしまうと、「あれ、どんな夢だったっけ?」という感じで露のように消えていってしまいます。

目を閉じたまま、まどろんでいると、今見ていた夢を思い出してくるものです。
本当は沢山の夢を見ているのに、目が覚めると堅実の生活の中の懸案に意識がシフトしてしまうので、潜在意識の中に、その内容が戻っていってしまうようです。

微睡んでいて、指先に何かが触れました。一瞬のうちにあれだと思いました。そして私はそれがあるところで寝ているのだと思いました。

目を開けてみると、それはまったく違いました。

それと判断したものは、別の部屋にある仕事の机の横に掛けてある、プラスチックの巻尺でした。
実際に触れたのは、寝床の近くにあった延長コードのタップの部分でした。
確かに触った官職は似ていました。

感触の類似性によって、同一視が起こり、潜在意識は一瞬にして、入れ替えを起こします。
何か懐かしい匂いを嗅いだときに、まったくそれを忘れていたけれど、それを経験した過去に一瞬にして戻ったりするのと同じですね。


潜在意識は記憶庫ですから、そして記憶データの中を意識のフォーカスが移動するだけですから、潜在意識には過去も未来もありません。

それは、似ているところがあると、その対象をあれこれ入れ替えます。

私たちの顕在意識が差別化識別化して認識するのに対し、潜在意識は共通項によって同一視して認識し、思考を展開します。

夢の中で見た人が、誰だったかはっきりしないのはそのためです。

今日も夢の話でした。

もし、差し迫った懸案もないのでしたら。
目を開けたり、起きたりしないで、寝床で微睡んで見てください。

そこは変性意識の世界です。
潜在意識がとてつもない、現実離れした映像を見せてくれるかもしれません。

その変性意識状態を意識的に作り出すのが催眠のスキルなのでしょう。

潜在意識の中のプログラムを操作できるかもしれません・・・・