私たちの肉体は、アナログなスーパーコンピュータを持っています。

普通に脳の働きといっても良いでしょう。
潜在意識は意識である以上、言葉に頼っています。

しかし、働きそのものであって、意識することができません。


全ての意識の働きは、このスーパーコンピュータによる働きです。
そして、潜在意識ははーデスクの中に作られたプログラムです。

私たちが潜在意識を意識するとき、そのプログラムを意識します。
プログラムは言葉で書かれており、それを思考と呼びます。

人間自体がコンピュータと言っても良いかもしれません。

もともと、このコンピューターには生きるためのプログラムが入っていて自動で働いています。
ホメオスターシスを維持する自律神経の働きです。

進化の過程で、前頭前野というオペレーションシステムが発達し、言葉を使って情報を識別し顕在意識を持つようになりました。

潜在意識はもともと情報を処理しプログラム化する働きを持っています。

プラグラムとは思考です。
プログラムは肉体に働きかけ、行動を引き起こします。

無意識の中にあるプログラム(信念)が衝動を引き起こします。


自分がなぜ、それをやろうとしているかわからないときもあります。
日常生活に悪影響をおよぼすようになると精神の病です。

人は感情によって行動します。
そう考えると感情の後ろに何らかのプログラムが働いていることになります。

感情は欲求?

自律神経が起こす、空腹感や睡眠欲求と同じです。

空腹感を忘れる方法や、眠気を覚ます方法はあるわけですから、感情も変えることができます。


信念化した思考を変えることは、なかなか難しいですが、感情の後ろにある思考を観察して(内観)して変えてゆくことは可能だと思います。

感情が起こるのには理由があります。
自分がどういう考えをもっているかということと関係があります。

エフィカシーを変えてゆくことも重要です。

前頭前野の顕在意識によって、感情を観察し、再考察する思考によって変えてゆくことができるはずです。

意識は、この肉体の中に存在し、この肉体とともに消滅します。
これは当たり前のことです。


無いもの強請りのスピリチュアルリストたちが、永遠なる個の意識や魂を考えるのは馬鹿げています。

私たちの肉体は遺伝子の乗り物であり、私たちは種という群れの中の一つの細胞です。

内省し、楽しく生きられるように、プログラム(信念)を変えてゆきたいものです。