考えることと思考内容は別のものです。

考えることは、頭の中で行われる行動で、思考内容は様々です。

そしてたんに「思考」といった場合には、抽象度がまして、「思考する」という動詞であるとともに、「思考された内容」、「既に一般化された考え方」なども含み、見た目より曖昧な言葉のような気がします。


わたしたちが「思考は現実化する」という言葉を聞いて、わかったような気になりますが、実はとても抽象的な言い方で、どうにでも解釈できます。


思考とは

新しく考えることであったり、

すでに存在する考え方をなぞることであったり、

それらを含めた全体であったりします。



大きく二つに分けることもできます。

すでに存在する考え方をなぞるだけ、
それらを利用して創造的に考えること・・・の二つ


また、二つ相反する考え方があって、そのどちらかを選択することも思考かもしれません。



ともあれ、わたしたちは、何らかの思考を頭の中で繰り返しているわけです。


常に同じ思考内容を選択し続けていると、その思考内容は信念化され、考え方自体や行動に影響力を持ってきます。

つまり、普段する思考内容は、無意識化された思考である信念が土台となって行われるようになります。


信念が普段する思考を支える思考となっています。


よく、思考を変えれば現実が変わると言いますが、この時の思考とは信念のことです。

すでに存在する信念を変えるためには、普段の思考で意識的な選択をしてゆかなければなりません。

思考と行動は相関関係がありますから、意識的にいつもと違った行動をするというのも一つの方法です。


言ってみれば、思考も頭の中の行動です。


そういうわけで、普段何気なく使っている「思考」という言葉を、わかったつもりですごすのではなく、ちょっと考えてみました。