コペルニクス的転回とは、物事の見方が180度変わってしまう事を比喩した言葉。
元々は哲学者のイマヌエル・カントが自らの哲学を評した言葉であった。

とウィキペディアには書いてあります。


と言っても、私たちは毎日太陽が東から上がって西に沈んでゆくというイリュージョンを見ています。


客観的事実は太陽の周りを地球が回っているのでしょうが、便宜上イリュージョンを見ていると考えられるわけです。


その目的は、私たちの生命体が生きるために、そう感じたほうが世界に順応しやすいということもあると思います。


科学的事実という考え方も、私たち人類の知的な進化によって複雑になってきた環境に適応するために出てきたのだと思います。


コペルニクスの地動説が認められた現在でも、いまでも同じように私たちのイリュージョンは変わっていません。


私たちのイリュージョンは、私たちの意識が作り出しているものです。

たぶん、そのように認識したほうがこの世界に順応するために、私たちの意識の仕組みが便利であると考えているわけです。


私たちの意識は、逆さメガネにも一週間くらいで順応してしまうそうです。
掛けた当初はとてもきついと思います。

でも順応してしまうんですね。

当然はずしたときにも、一時的に混乱はあるでしょう。


もともと、私たちの網膜には逆さ像が写っているわけですから、その時点でも意識の中で、補正し順応していたわけです。


そんなところから、私たちの意識に写っている現実はイリュージョンであると言うこともできます。


しかし、そのイリュージョンは単なる幻影ではありません。


あくまで、現実世界が存在していて、それの解釈であるからです。


蜃気楼のように考えて、現実逃避するスピリチュアルな考え方には疑問を感じます。