インターフェイス

英語辞書で調べると

interface

a(二者間の)境界面,接点 〔between〕.

b共通の問題.

などと意味が書いてあります。

パソコンと人間の間のインターフェイスはマウスやキーボードであったり、モニター画面・・・そして手であったり、指であったり、眼球であったりします。


二つのシステムの間にあって、コミュニケーションに使われているのが、インターフェイスというものらしいです。


境界であると同時に、そこには情報のやり取りがある。


情報のやりとりを通してすべてのものはつながっていると考えると、個別のもの全部をひっくるめて一つの存在と考えることもできますね。


でもワンネスでは思考停止に陥ってしまいます。


思考は言葉を持っている人間だけの能力です。


境界線を引いて、分離して個別の存在を作り出しているのは言葉です。


人間は言葉を覚えることによって、社会化し、自我を確立してゆきます。


自他の区別、環境との区別をつけてゆくことが、人間としての成長であり、自我の確立です。


自我の確立は人間の成長を意味します。


いろんなものの区別をはっきり認識することができれば、そこまで自我が成長できれば苦悩はきえるでしょう。


苦悩の中にいる人たちは、むしろ境界をはっきりつけることができず、違ったものなのに同一化し同一視しててしまったりしていることが原因なのではないかと考えられます。


物事を客観視する態度が苦悩から抜け出すには有効と考えれます。


かといって、客観視しているその意識が、本当の自分だと考えるのは間違っています。

本当の私たちが永遠に存在する意識体だとしたら、眠っているときに、意識のないことや、物忘れしたり、ボケたりする事実を説明することができません。


こうして、思考したり、意識したりできるのは、言葉を覚えて使うようになったからで・・・そして自他の区別、環境とに区別、そして抽象的概念を理解できるようになったからです。


言葉も思考も道具です。いくら言葉で認識したことを表現したとしても、それが真実だということにはなりません。

自分が使う道具によって作ったものに支配されてしまっては本末転倒です。


アートやツールとして意識して利用する分には問題はないと思います。


スピリチュアルリズムやその他の宗教など・・・