Febeで何か面白い音声ファイルはないかなと探していたら、こんな紹介文がありました。


催眠術師の第一人者の林貞年が、あなたを奥深い催眠の世界にいざないます。
『催眠術のかけ方』シリーズ第2弾、ついに登場!
「瞬間催眠術」「催眠療法」の第一人者による独自の未公開テクニックがこれを聞けば丸ごとわかる!
第2弾の本書の聴きどころは『被験者のトランス状態を深化させるテクニック』や『暗示を与えるタイミングのコツ』
さらには、『相手を一瞬にして催眠状態へ誘う「瞬間催眠」の極意』など、
今まで公開されることのなかった秘法や奥義の数々を惜しみなく解き明かしていきます!
※本商品は「催眠誘導の極意」(現代書林刊 林貞年著 ISBN:978-4-7745-0786-6 216頁 998円(税込))をオーディオ化したものです。 (C)Sadatoshi Hayashi



興味がありましたので、購入しました。
「催眠誘導の極意」のオーディオ版で1800円でした。


催眠の真実は、一般に考えられているようなイメージとは違うようでうs。


暗示法のエミール・クーエが言っているように、催眠も自己暗示の一種らしいです。


ですから、被験者の潜在意識が同意していないと催眠はかからないそうです。

つまり、同意するような思考や信念を持ち合わさていない人にはかからないということです。


どんなに傷つくような酷いことを言われても、その内容に本人が同意しなければ心が傷つくことはないということを思い出しました。


催眠にはラポール状態が必要といわれています。
そしてラポールは信頼関係をきずくことだとも言われていますが、それは『同意』という言葉に置き換えられるなと思いました。


普段の意識下でも、催眠下でもあまり変わらないのかもしれませんね。


言葉によって、実際には存在しない過去や抽象的なことを日常的に話している私たちは、常に変性意識状態にあるようです。

変性意識状態とは前の記事でも話しまいたが、五感を通じてくる刺激ではなく、想像上に発生した刺激に反応している状態のことらしいです。

私たちが思考しているときは変性意識状態ということです。
私のこの記事に反応しているあなたの状態も変性意識状態です。


冷静に考えれば、ここに並んでいるのは言葉だけです。
あなたは本当の私を知らないし、あなたが勝手に想像した私に反応しているだけです。


想像が想像を呼んで、それを現実として反応しているということですよね。


そして想像を呼び起こしているのは『言葉』であり『思考』・・・


発する言葉や、思考を変えることで現実が変わってくることがありえますね。


でも習慣や思考はなかなか変えられません。


なんだかその状態でずっといたいときってありますよね。
催眠状態もその程度のものらしいです。

本人の潜在意識は催眠術がかかっているとわかっているそうです。

たぶん気持ちが良いのでしょう。
非暗示状態が高まっている時には身体がリラックスしている状態ですからね。

身体の緊張をとってあげるとリラックスして被暗示性が高まるそうです。

瞑想も催眠ですから、ヨガと瞑想がセットになっているのもわかります。
ヨガで身体をやわらくして、リラックス状態を作りやすくして、瞑想で暗示を送るということでしょう。


暗示にも使用する言葉に注意があるそうです。

命令や、お願いはダメだそうです。

時制は現在進行形が良いそうです。

何かを願うことは、不足を暗示しています。

潜在意識には過去や未来はありません。『今ここ』です。
自他の区別もありません。『ワンネス』です。


はっきり言わない方が良いようです。
それが『暗示』でしょう。

英語では
サジェスションやヒントです。


命令されているわけでもお願いされているわけでもないのに行動してしまうというのがマインドコントロールです。

催眠の知識は身につけておいたほうが良いですね。