種子が大きな木になる情報を全部持っているように・・・


私たちの体の中の細胞の一つの中にも、大人の人間になるための、すべての情報をもっています。

その細胞が分裂して、新陳代謝を繰り返しています。

一部の細胞は死んでも、一部の細胞が情報を受け継いでゆきます。


何か月か経つと、私たちの体の細胞のすべてが入れ替わってしまいます。


本当は別のものになっているはずなのに、一つの個体として継続しています。


私たちは、もとは一つの細胞から分裂して、何億年をも生きながらえている細胞の塊です。

分裂して、別の肉体を作り、二つの異なった肉体が結合して、また別の肉体を作り出します。

それによって多様性を生み出し、生きながらえてゆく仕組みとしました。

生きながらえてゆくためには常に多様化し、進化の可能性を増大させなければなりません。

多様化の中から進化の可能性が生まれてきます。

人ひとりひとり、それぞれ違っていて良い理由です。


私たちは人類という一つの種を存続させるために多様化し、進化し続ける元は一つの細胞という生命体です。


また生命体をこの惑星に存続させるために、種も多様化させました。

地球上の生き物の多様性とバランスをみるとわかると思います。


一つの種が進化して抜け出てしまえば、残りの種は、それを超える進化をする必要がなくなります。つまり、進化はストップします。


だから、サルが人間になることはありません。


人間に、より創造的な進化の道が託されました。


わたしたちは、もともと一つの細胞で、分裂し、進化し、また結合して多様性を生み出し、人間という種として存続している一人一人です。


あなたの体の中で、分裂して新しい細胞が生まれ、古い細胞が死んでいます。


人類という種の中でも、それが起こっているだけです。


個々の人は生まれ来ては死んでゆきますが、人類全体としては、太古に生まれた一つの細胞が何億年も生き続けていることにまります。


あなたが生きている限り、あなたを構成している細胞は何度も生まれ変わりを繰り返しています。
もし、あなたが、思考を変えてゆくことができるならば、意識自体も生まれ変わってゆくことができます。


私たちは、人類というものが一つの身体だとすると、それを構成している一つの細胞のようなものです。

また、地球を一つの生命体と考えると、私たち人類は一つの細胞のようなものです。


もちろん、他のすべての動物も、その他の生命体もそうです。

その一つのパーツが欠けても地球という生命体はなりたちません。

その意味でわたしたちは、一つのものです。


私たちに、お母さんやお父さんがいるように・・
お母さんやお父さんにも、お母さんやお父さんがいました。

それをたどってゆくと、私たちの細胞の中には何億人もの人の情報が入っていることがわかります。

増殖し、分裂し、また結合し新たなものをつくり、進化し、分裂しを繰り返しながら、何億年も生き続けている細胞によって、私たちのからだはできています。

潜在意識は、その情報の塊です。

潜在意識は祖先が蓄えた情報の倉庫です。

細胞の中にそれを受け継いで生きているのが私たちです。


この地球上を生き延びる術は、すべて本能として潜在意識の中に入っています。

思い煩うことなかれ!

思い煩うこと自体が、本来の能力をブロックしているのではないでしょうか。


生死さえ思い煩うことではないようです。


あなたが今生きているということは、すごいことです。
何億年ものあいだ、命を絶やさないで、継続してきた術があなたの潜在意識や本能の中にあるということです。

ですから、今生きていることはとてもラッキーなことなのです。


そんなラッキーな自分に自信を持ちましょう。


ある意味、選ばれて生きているのですから・・・



思い煩うことなかれ!
天にまかせなさい!

天とは、あなたの潜在意識であり、そこには過去のすべての情報が蓄えられてあり、それがあなたを救ってくれます。

ただ、努力する必要はあります。

天は自らを助くる者を助くといいます。

やればできるから、やりなさいということでしょう。


私たちには潜在意識がついています。
そこに祖先が蓄えてくれた情報が眠っています。


「できる」と信じて行動することが大切のようです。