運転を覚えるときにはいろいろなことに気を配りながら練習しました。

いろいろ気に留めて考えながら学習しましたが、
何を覚えたかも覚えていません。


でも無意識に運転をすることができます。
身体が覚えてしまったと言えばそれまでですが、
潜在意識が覚え込んでプログラム化したわけです。

自我機構化とか、条件反射を習得したとも言います。


いろんな考え方も、同じように覚えてきました。
何回も考えて習慣化して忘れました。

覚えて記憶して忘れた考え方は無意識に働くようになります。


考え方と感情が結びついて条件反射が起きるようになります。


ある刺激が、無意識化の思考(信念)を刺激すると
その結果として感情が働きます。

感情の奥には忘れ去られた思考があります。

思考とは考え方です。

忘れてしまったけれど考え方の習慣ができていて、
刺激に対して条件反射的に反応して感情が生まれます。


そして、その感情はなんらかの行動を起こすエネルギーになります。

楽しい感情ならよいですけれど、不安や恐怖の感情だと嫌ですね。

トラウマとかアダルトチェルドレンとか・・・


潜在意識の奥にある無意識の思考を見つけ出さないと不安や恐怖に振り回されて、間違った行動をとってしまいます。

そして苦しみはいつまでも続きます。


苦しみは潜在意識に記憶され忘れてしまった思考が作り出しています。

それを顕在意識に浮上させて処理する必要があります。

浮上して意識できないことには処理することはできないわけです。

自分の感情や思考パターンに目を向けて問題を起こしている思考を探り出すために瞑想を繰り返している人もいます。

どうして自分はその行動をするか、なぜ自分はそんな感情を持つのか?

次々と、その裏の理由をたどってゆけば元になる思考にたどりつけるはずです。

質問をされて初めて気づくということがあります。

これを利用して次々と質問をしてゆくヒーリングなどもありますね。

問題は他人や環境の中にあるのではなく、自分の心の中の隠された考え方によって起こっているということに気づいたときに初めて、全ての問題は解決するのではないでしょうか。