観念上の存在は存在と言えますか?

あるいは想像上の動物は存在していますか?

例えば、竜や河童・・・

絵などでは見たけど、実際にはその目で見ていませんよね。

想像上の世界では存在しますが、実際には存在しません。

しかし、潜在意識は想像上のできごとと、現実の出来事を区別できません。

ですから、潜在意識にとっては全部現実なのです。

潜在意識は想像上の出来事でも、それが現実かのように反応します。

美味しい食べ物の話を聞いただけで、涎が出たり、怖い話を聞いただけで鳥肌が立ったりします。

生体が反応すればどんな作り話の世界でも現実感を感じてしまうわけです。

潜在意識はもともと全部現実と信じているわけです。

しかし、『信じると言う言葉』は顕在(けんざい)意識がそれを現実として認めて初めて使う言葉です。

そういうわけで、どんな作りごとの世界でも、信じてしまえば、潜在意識と顕在意識のどちらの世界でも現実感が出てきてしまうわけです。

信じることに、何の根拠もいりません。
根拠なく受け入れることが信じることだからです。

自分の周りで起っていることに対して、どんな解釈でもすることができ、それによってどんなことでも信じるの対象になってしまいます。

信じるとは顕在意識が批判精神を放棄することです。

そうすると、どんな空想も真実に思えてしまいます。

自分の環境も無意識の自分の創造物だと信じている人もいます。

そして自分が書いたシナリオの通りのことが起こっていると信じています。

すべてはシナリオ通りに起こっているといいます。
そして神様がいて、いろいろ采配しているのでシンクロが起こると思っています。

何かを学ぶために、ここを選んで自分の意思でこの環境を選んで生まれてきたといいます。

それも、なんの過去世の記憶もありもしないのにです。

この世になにを学びに来たというのでしょう。

自分の環境さえも創造できるような力をもっているなら、わざわざ茶番劇をやる必要もないでしょう。

一気に理想の世界を創造すれば良いだけです。

この世に生まれて、学ばなければならない課題があるようでは、当然シナリオなど作って自作自演する能力もないはずだし、自作自演して何を学ぶというのでしょう。

それは他人がいることによってまなべることはあります。
しかし、その他人も自分が想像した環境であるとしたら、学ぶ前に分かっているはずです。

どうして楽しくもない茶番劇をやる必要があるのでしょう。

全部自分で、ワンネスなのだから、『ありがとう』もむなしく聞こえます。


信じてしまえば矛盾が見えなくなります。
現実が見えなくなります。
現実とは矛盾に満ちているものです。

それが本当の現実です。

言葉をつなぎ合わせて仮想現実を作り上げることができます。

そして、その仮想現実に生体が、そして潜在意識が反応することがあります。

それは、潜在意識に想像と現実に起きていることを区別することができないからです。

区別することができるのは顕在(けんざい)意識だけです。

そして顕在意識の信じるという行為によって、人は現実から遊離してしまいます。

現実から遊離することが覚醒ではありません。
現実に密着して生きることが覚醒です。

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潜在意識が答えを知っている!/マクスウェル・マルツ/ダンS.ケネディ/田中孝顕