私たちは幼い頃から不思議なことや人知を超えたことが好きでしたね。それは大人になっても変わらないようです。

そしてユリゲラーにも騙されました。
もしかしてあるかもしれないという期待があるからです。
でも彼のはサイキックではなくて、マジックのトリックでした。


人間には不思議なものを信じたい気持ちがあります。

ポルダーガイスト現象の話題の時もだまされました。
結局、ラップ音は霊が来たという子が、足の指の関節を鳴らしていたというのがオチでした。

それを知らないまま、映画にもなってしまいました。

この話題を機会に雨後の竹の子のように、霊能者やチャネラーが現れ出しました。
ビジネスであること、アリアリですよね。
ポルダーガイストの話題が追い風です。

何か学説がでると、それをすぐビジネスンに結びつけるのと一緒です。

そのまま今も活動を続けています。
意外と情報の拡散が内容ですね。


私たちの心が不思議なものや証明できないものに憧れをもっているので、これをビジネスに利用する人たちがいるのです。

どうして、科学的に証明できるもので満足できないのでしょう?
研究などより、簡単に好奇心を満足させてくれるからでしょうか。

否定されても何かの間違いであって欲しいという気持ちが私たちにはあります。
不思議なことを求めているのです。

こうやって、生きていること自体、不思議なことであるはずなのですが・・


今のスピリチュアルブームのルーツがそのポルダーガイスト事件と言うから笑えます。

あの関節を鳴らすときのクラック音ですが・・・。
滑液包の中で生じた気泡が破裂する音です。
あの破裂で超音波が発生し、軟骨が破壊されるので、あまり鳴らさない方が良いですよ。

超回復で何度も修復を繰り返すと、空手家のように指の関節が太くなってしまいます。

しかし

やりますよね。
大人をだます子供たち。
一枚上手です。

このスピリチュアルブームを起してしまいました。
今でも多くの大人たちが騙されています。
霊が存在すると・・・


本当に永遠の魂が必要ですか?
輪廻転生してまた生きてみたいですか?

この人生だけで十分ではないですか?
また赤ちゃんから経験したいですか?

スピリチュアルブームに騙されているようでは、何度生き直しても、どんなに長生きしても幸せにはなれないと思いますが・・

それに、意識体だけの存在では何も感じることができません。
顕在意識は、身体があるところに現れてくるからです。
身体を失えば、顕在意識も消滅します。

霊が個人的な存在でアートマンと言うものだとすると、それは存在しません。
寝ていて身体機能が停止しているときに記憶がないのを素直に考えれば分かると思います。

霊が神の働きであってブラフマンと言われるものであるならば、今までも、これからも存在し続けるでしょう。

私たちが求めているのは感覚的なものでしょうから、この身体があるうちに幸せを体験しなければなりません。




いつか霊の不在が証明される時がくるでしょう。

べつに霊を心の働きだと言うのなら別ですが・・・


もし、霊がいないということが証明されたとき・・・
守護霊の話をしている人はどうなるのでしょう?
チャネリングをしている人はどうするのでしょう?

責任を取るのでしょうか?


今の時点では完全に証明ができない世界なので安心している確信犯が多いのか、自分自身も暗示にかかってしまっていて抜け出せない洗脳状態なのか?


スピリチュアルが単に『精神的な』という意味で使える日が来ると良いなと思います。
霊の実在と輪廻転生を否定している仏教の教えをスピリチュアルな教えと言いたい。
スピリチュアルは響きのいい言葉ですからね・・・

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