私たちは環境とも他人とも一つに繋がった存在です。

それを自分にとって異物と捉えるところから苦悩が始まります。

それは病気だって同じです。
すべては同じ一つの中で起こっているのです。

『起きていることが起こっているだけ』というのは釈迦の言葉です。

それは私たちの存在の在り方について言ったものです。
宿命論のように解釈している人がいますが、それは違います。
意識以前にそういう在り方で私たちは存在している存在なので、それに気づいて下さいと言っているだけです。

その、すでに起こっているものの上に、意識と思考がが起こります。
現実の解釈が意識によって行われます。。

解釈ですから誤りもあります。
教え込まれてきたことにも誤りがあります。

ですから起きていることをじっくり観察する必要があります。それも自分の目と心で・・


誤った考えから仮想現実を作り出し、その仮想現実の中で生きることに苦悩の原因があると釈迦は言っているのだと思います。

苦悩も仮想現実に対する私たちの反応です。
それは本物の現実ではないにしても同じように起こります。

起きるものが起こるのです。
仏教では『縁起』で起こると言います。


仮想現実という『因縁』によっても、本物の現実と同じように反応が起きているのです。

『縁』とは出会いです。
宇宙は無限の出会いが起こって、起こることが起こっています。

私たちは反応し合うという形でつながっているの一つの存在です。

身体の中の色んな組織が反応しながらつながり合って一つの宇宙を作っているのと同じです。

しかし、地球の裏側人の行為が、こちら側の自分に影響を及ぼしていると考えるのは間違いです。

直接の接点である『縁』がないからです。
『縁』という接点を持って初めて影響し合います。

『縁』も偶然に生じるものではなく、選択によって生じます。

何を考えどう行動するかでも、これから出会う『縁』が違ってきます。


『縁』とは起きることが起きる原因となるものです。

その意味で偶然はありません。

物事をどう捉えるかで起こる結果は変わってきます。

思考や行動でどういう『因縁』を作るかによって未来は決まってきます。

自分に起こっているある症状を病気と言って敵対視し、物語を作れば病気に苦しめられます。
それは自分で作った因縁によるものです。


せっかく自分の中で起こっているホメオスターシスの働きを邪魔してしまいます。

ホメオスターシスとは恒常性といってニュートラルに保とうとする働きです。

だから、受け入れてその働きの助けをしなければならないところです。

他人任せにしないで受け入れることが大切なのは
病気も逆境も同じです。

病気とは医者が治すもの、病気は敵、いろいろ自分で仮想現実をつくって、その現実を引き寄せて自分で自分を被害者にしていることを知るべきです。


仏教では愚痴を戒めています。
愚痴は環境や他人のせいにすることです。

本来は自分で責任を取る能力があるのに、誤った現実認識のために取れない状態です。

起きることが一つの全体として起こってい以上、
環境は存在しなし、他人も存在しません。

存在しないものに責任転嫁していることへの警鐘が苦悩かもしれません。

中村天風の話を思い出して下さい。

病気を言い訳にしているうちは病気は治らないということです。


あたかも病気でないかのように行動すること。
あたかも幸せであるかのように行動すること。
あたかも神様であるかのように行動すること。

そんな仮想現実なら歓迎です。

それが無意識でできるようになったとき、何かが起こります。

無意識で神様のような行動をとるようになったときあなたは神様と同じです。

神様は無意識の働きだからです。

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